「政治家の殺し方」の読み方 Ⅱ-4

投稿者:
極楽蜻蛉
投稿日:2012年 2月 5日(日)15時46分21秒


中田宏のサンディエゴ訪問ドタキャンの問題が、すっきりしない原因は、「中田宏」の言動、横浜市国際室の素人外交、加えて「サンディエゴ市・関係者の友好記念行事を外交問題(国際問題か)にしてはいけないという、ご配慮」によるものだと思われる。(Date: 2007 December 16 th 8:22 am Title: From City of San Diego  とされ、I hope all is well in Japan という書き出しで始まるメールが存在する。発信元、受取人等は書かれていない)

サンディエゴ側の「ご配慮」に敬意を表し、筆をおこうかとも思ったがここまで書いてきたのであるから続けることにする。

「中田宏」の基本姿勢は「公務が中止になったので、その4日間を自由に使ったのだ。」というものである。
議会においては次のような発言をしている。

平成19年第4回定例会
平成19年12月12日(水)午前10時開議

◆(渋谷健君)
自由民主党横浜市会議員団を代表して、
さて、10月末、私は、鈴木正之団長のもと、多くの市民の皆さんとともに、サンディエゴとの姉妹友好都市締結50周年の記念行事に出席をしてまいりました。残念ながら、市長は直前にキャンセルをしたわけですが、そのために多くの記念行事が来年以降に繰り越されてしまいました。
市長は、この件に関して、11月19日の会見においてこのように発言をしております。以下、市長の発言です。市民交流団は、何十人も旅行代理店が組んでやっているから、それは中止できないから行ったんでしょう。さらに市長の発言、こちらから行くことはマイナスだし、この時期にお祝い事をやることは極めて失礼な話でしょう。

◎市長(中田宏君)
先生がおっしゃられたくだりの部分、私の発言の部分ですけれども、一部のマスコミにおいては、市長が来ないことによって台なしだというような論調があって、それに呼応する形で前市会議員の発言があって、それら一連について私が聞かれたことに対して、公式行事について言っているところであります。

「市民はキャンセルできないから行ったんだろう。」「この時期に公式行事(お祝い事)をやるのは極めて失礼だ。」と言っている。
誰が、誰に対して失礼なのであろうか。

主催者側であるサンディエゴ市・関係者は、明確に行事を中止するとは言っていないのである。25日に現地到着、26日には記念行事開始という予定であるから、中田宏は25日に現地に行き翌日の行事の開催か中止かの決定を待つのが筋であろう。

消えた記念式典 サンディエゴ―横浜 姉妹都市50周年から
(「おせっかい様」が訳されたメールに関連して)
【元外交官の浅井基文・広島市立大広島平和研究所長の話】
「メールは(式典を)やめるとは一言も言っておらず、むしろ来てほしいという趣旨だろう。相手の意向を確認する手順も踏まず、一方的にキャンセルを決めたとすれば、姉妹都市との信頼関係を損ないかねず、礼を失したという批判は免れない」
【日本通訳学会副会長の船山仲他(ちゅうた)・神戸市外語大教授の話】
「英語圏、特に米国では、はっきり表現する。国際儀礼ならなおのこと遠回しな表現はしない。サンディエゴ市は中止の意向を表明しておらず、横浜市は表明していないことを読み取っている」
(2007年12月13日 読売新聞)

右も左もわからない、山火事の最中のサンディエゴ市で、3日間を無駄にするかもしれないという事に耐えれなかったのであろうか。

中田宏は、招待側であり主催者側ではない、という認識が全く欠落している。

「サンディエゴ訪問見合わせに関する主な経緯について」の中に出てくる、ロサンゼルス事務所であるが、サンディエゴの次の訪問地であるロサンゼルスの予定は
10/30(火)   ロサンゼルス   横浜市ロサンゼルス事務所開所式
となっている、開設準備最中の事務所である。高橋所長がいつから現地に赴任しているかは不明。

近代史様の「中田宏はゆずのコンサートに行っていないのでは」というご推測だが、横浜市の市長行動記録では
「ゆずコンサート鑑賞(横浜アリーナ)」と明記されている。(横浜アリーナは横浜市港北区にある。)