公費で親善サッカー 横浜市議会 来月ドイツ視察団

投稿者:
鶴の一声
投稿日:2011年10月28日(金)00時28分27秒


東京新聞の記事を紹介しておきます

http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20111013/CK2011101302000064.html

 横浜市議会の市議24人が11月4~19日に予定されているドイツやアメリカなど10カ国の視察中、ドイツのスタジアムで、現地の市議とサッカーの親善試合をすることが分かった。旅費は公費で賄われることから、一部市議らから「遊びに行くように見える」と批判の声が上がっている。 (荒井六貴)

 市議会局によると、視察には佐藤茂議長のほか、自民十人、民主七人、公明五人、みんなの党一人の計二十四人が行く。

 ドイツのフランクフルトに全員が立ち寄った後、四班に分かれ、ほかのヨーロッパ諸国や、南アフリカ、ブラジル、トルコ、米国など計十カ国を訪れる。

 視察目的は、フランクフルト市議会との交流を図ることや、環境や観光政策などの調査としている。費用は一人百二十万円以下と決められ、計三千万円以下に抑えるとしている。飛行機は、ビジネスクラスを利用する。

 サッカーの試合は、フランクフルトに滞在する十一月六日、サッカー女子ワールドカップ(W杯、六、七月)で優勝した日本代表の「なでしこジャパン」が戦ったスタジアムで、現地の市議と対戦する予定だ。

 視察に参加しない野党の市議は「海外視察に行くこと自体は否定しないが、公費ではなく、自分の政務調査費で行くべきだ。サッカーをするのは、遊びのようだ」と批判する。

 よこはま市民オンブズマンの岸根正次代表幹事は「財政難の時期に、海外視察自体が疑問だ。行くなら、数人で十分なのではないか。サッカーをするのは、市民の理解を得にくいと思う。市民に還元されるものではないのだから、自費で行くべきだ」と指摘する。

 視察団を束ねる森敏明市議(民主)は「サッカーをすることが目的ではなく、交流を深める一つ。サッカー場を視察し、将来的に、横浜にW杯を誘致する活動につながるかもしれない」と説明した。