動物が話せたら

投稿者:ペンギン 投稿日:2011年 2月17日(木)17時15分28秒


土日に小学校の飼育ボランティアをしている友人から聞きました。
一ヶ月間ほど毎日、土日に加え平日も飼育委員の子ども達と一緒にウサギのお世話をすることになったが子ども達は週に3日しかお世話に来なかったと驚いていました。
友人が日参している間は良いがその後は子ども達次第とのこと、とにかく教師は忙しくて手が回らないらしい。
たいてい飼育小屋は校庭の隅にあり、冬は凍えるほど寒く、夏は炎天下の校庭の熱気も流れ込み暑くてクラクラ、夕方ともなれば蚊がうなり声をあげて襲い掛かり夜はゴキブリも加勢して這い回る。おまけに積もり積もった糞尿から立ち上るアンモニア臭が鼻をつく。
先生だって入りたくないだろう。
しんどいのにどうして飼育するのかな?夏の校庭でペンギン飼うかな?熱帯魚は水槽にヒーター入れるでしょ?うさぎはどうして放置されるのかな。
半年ごとに飼育メンバーが入れ替わり、最初のうちは珍しさでお世話に来てもじきに飽きてしまう。
真面目な子の当番の日は餌を貰えてもそうじゃない子の日は糞尿にまみれからっぽのお腹を抱えてる・・・校庭では沢山の子どもが遊んでいるのに誰も気にしない。
昔と違って今の学校は動物を飼う場所じゃないと思う。
ウサギも小型化され昔とは違って弱い、体調も気遣ってやる必要がある。
週休二日制だから休み返上で誰かが来ないといけないし教師の仕事量が比較にならぬほど増え、子ども達のせわでいっぱいいっぱい。
教師の住まいも市内とは限らず、電車で餌やりに通うなんてできるかな?
こんな状況で学校飼育を増やそうなんて動物虐待としか思えませんよね。
動物が話せたら何て言うかな?