第1回大田区子ども・子育て会議傍聴記(会議その後) | 大田区子ども・子育て会議応援団のブログ

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大田区子ども・子育て会議について、より多くの区民のみなさんに関心を持っていただいて、区民協働で一緒に会議を盛り上げていきたい!




 16時終了予定を30分切り上げて15時30分には会議終了となりました。

 その後は、Ust中継のために準備してきたものの、委員会室(会議室)の後ろに片付けずに置いていたiPod touch、三脚、この日のためにわざわざ購入したHyperJuiceのモバイルバッテリー。それにケーブル類をカモフラージュ柄のトートバッグに仕舞います。


 撤収作業後に大田区子ども・子育て会議の事務局の方(子育て支援課の職員さん)に次回会議の取材申し込みについて尋ねます。


(筆者)「本日はJCN大田さんのカメラが入っていました。次回は私も記者枠で取材させてください!」


事務局の職員さん「取材は広報課でお願いします。おそらく難しいかと思いますが・・・。」


(筆者)「駄目元で取材申し込みしてみます。」


 11階から5階の広報課の窓口まで行き、名刺と大田区子ども・子育て会議応援団の資料を手渡して、取材日時と趣旨を説明します。初めに応対してくれたのは、笑顔がステキなさわやかな好青年といった、いかにも広報課に相応しい職員さんです。


広報課の職員さん「次回9月6日(金)の大田区子ども・子育て会議の取材申し込みですか?子育て支援課の方にこちらで申し込むようにと・・・?」


 一端奥に下がり上司の方に事情説明した後に、お二人で私の前にいらっしゃってくださいました。上司の方も同じく笑顔を絶やさず、親切丁寧に応対してくれました。


広報課の職員さん「9月6日(金)の大田区子ども・子育て会議の取材ですね。O.K.ですよ!私どもといたしましては、取材していただいて区民の方に広く情報提供していただくのは一向に構わないという立場です。ただ、取材許可の有無を判断する立場にはなくて、広報活動の調整ということで、担当部署に連絡や確認をするだけなのですが・・・・」


(筆者)「子育て支援課の担当者の方に、こちらに来るように言われたのですが・・・」


広報課の職員さん「う~ん、おかしいですね。取材の可否を判断されるのは、この場合子育て支援課のはずなのですが・・・。」


(筆者)「暗に取材は駄目だと言われたのでしょうか?


広報課の職員さん「・・・・・・・・・・・(苦笑)」


(筆者)「・・・・・・・・・・・(苦笑)」


 再び11階に戻り、片付けを終えて委員会室から出てこられた事務局職員さんに声をかけ広報課でのやりとりを報告します。


(筆者)「広報課でO.K.いただいたのですが、取材本当に大丈夫ですか?」


事務局の職員さん「えっ、えぇぇぇ・・・!?駄目です、駄目です!」


(筆者)「やっぱり・・・(苦笑)」


事務局の職員さん「それに、生駒さん、報道の方ではないですよね?」


(筆者)「フリーの記者です。」


 会議でのカメラやビデオ撮影がNGなのは、明文化されてはいないけれども暗黙の了解があるそうです。傍聴要綱については、すでに規制するひな形の文書が出来上がっていて、傍聴人が入室する前に会議の冒頭で型通りルールが決まってしまいました。報道関係者の取材については、担当部署の判断でその都度決まるようです。


 この後も事務局の責任者の方に「次回はフリーの記者として取材させてください」と食い下がりましたが、やはり駄目とのことでした。

 「いろいろ会議体があり、なかには嫌がる委員もいるから・・・」というのが1番もっともらしい理由のように感じましたが、おそらく子育て支援課の単独の判断では手に余る問題のようです。

 大田区子ども・子育て会議について、より多くの区民のみなさんに関心を持っていただくことは、子育て支援課のみなさんも痛切に望んでいることです。会議に関心はあるけれどもさまざま理由で傍聴には来られないみなさんのためにも、そしてこの問題について自ら行動を起こすことができない子育て支援課のみなさんのためにも、ソーシャルアクションを起こしたい!

 さらに言えば、この問題は若者の政治離れの一因でもあるようにも思います。明文化されていないけれども厳然とある不可思議なルールのようなものは、もう少しオープンになるように活動していきたいです。

 さて、この問題に切り込むには、どこにアプローチするのが良いのでしょうか?

 陳情?、議長さんや議員さん、議会事務局宛にお手紙?、区民の声課や福祉オンブズマン・・・?


【参考】大田区子ども・子育て会議条例より

 (会議の公開)

 第9条 会議は原則として公開する。ただし、子育て会議の議決があったときは、非公開とすることができる。

[以上を持ちまして、大田区子ども・子育て会議の第1回傍聴記を終えます。たくさんの応援ありがとうございました。]
 次回の会議は9月6日(金)19時~21時の予定です ♪
 
 それまでに分科会(勉強会)が開催されるようでしたら、またお知らせいたします ♪


 ※本文中の各担当者との会話は私が簡潔に再構成したものであり、必ずしも担当者の回答と同一ではありません。


 文責・生駒 友一〈ota_kodomokosodate@icloud.com〉