医療関係の仕事をしているのですが、特に精神疾患を抱えた方と関わるとき、どの患者さんともそうなんだけど、"入り込みすぎるとしんどくなる" という感覚があるんです。これ、うまく言葉にはできないんだけど、現場では確かに実感します。

 

 

例えば、患者さんのためにと一生懸命やりすぎてしまうと、どこかで自分の心や体が無理をしてしまう。

もちろん、技術や知識を補うために勉強会に出たり本を読んだりするのは大事。でも、相手を思うあまり自分を犠牲にする形で関わってしまうのは、ちょっと違うんじゃないかって感じています。特に精神疾患を抱える方の場合、ついその人の状況に引っ張られてしまいやすいところがあります。

 

 

少し昔の「自然の法則」の実践メモを読み返していて、ふと思い出したことがあります。

以前、特にしんどいケースの方に関わったときのこと。その日は、自分にご褒美を用意しておかないとやってられない、そう感じるくらい消耗していたんです。何か特別その方に尽くしすぎていたわけではなかったのに、どうしてか "もらってしまう" 感覚がありました。

 

ただ、今日気づいたんです。

最近その「もらう」感覚が薄れているな、と。

もしかしたら、僕の中で少しずつ変わってきているのかもしれません。もらわない技術が身についてきたのか、それとも単に鈍感になっているだけなのか…。どちらにしても、ちょっとだけ「大丈夫になってきたのかも」と思えた瞬間でした。

これが、最近の小さな気づきです。