皆さんこんにちは
OTブログ土曜日担当のナオです
今日は、皆さんの“常識”という<魔者>について、お話ししたいと思います
皆さん、多かれ少なかれ、常識だと思っていることはあると思います
でも、「常識でしょ」と考えることがいかに危険なことか、考えたことはありますか?
私はよく、海外での行動の中で、自分の常識が非常識であることに気づくことがあります
これはご存知の方が多いかもしれませんが、日本で拳を握り親指を立て相手に差し出すポーズについてです
日本では、「いいね!」のポーズとして使用されていますが、外国に行くとたちまち「くたばれ!」のポーズとなってしまいます
ナイーブな場所では、そのポーズをすると射殺される危険もあるとかないとか
また、数を数える時、日本人は指を折りますね
実は海外では、
示指のDIP関節が1、PIP関節が2、MP関節が3、中指のDIP関節が4…
という風に、母指の先端で指差して数える地域があります
面白いですよね
自分の常識が、ある世界に入ったとたんに、たちまち非常識になってしまうのです
これって、すごいことですよね?
OTをしていく上で、対象者の世界に入り込むことは重要かと思います
どれだけ対象者の立場にたってニーズの重要さや目標を共に考えられるか
それができればできる程、対象者からの信頼は深まり、更に対象者個人の世界へと招待されることができるのです
では、出会ったばかりの対象者の世界に快く歓迎してもらうためには、何が必要でしょうか
それは、“相手を理解できる力”だと思います
自分が落ち込んでいる時、自分のことをわかってくれる他人ほど、心強い人はいないですよね
自分のことをわかってくれないだろう他人に、悩みを打ち明ける気になる人はいないと思います
では、相手を理解する力はどのようにしたら身につくのでしょうか
身に付ける方法は、いくらでもあると思います
ただ、身に付けるのを邪魔してしまう<魔者>がいます
そう、それが、“常識”です
例えば、「朝食は絶対パンでしょ!パン以外ありえない」と言っている人に、朝のお味噌汁の美味しさについて語れるでしょうか
話の結末が見えてしまって、到底話す気にはなれないと思います
OTも、これと同じです
対象者もある程度人生の経験を積んできた大人です
相手の本当に思っていることは、なんらかの形で気付いてしまうものなのです
詳しくはわからなくても、需要・拒否のどちらかくらい、鈍感な人でもわかってしまうのです
「えーわからないでしょ、バレてない」
そう思った人は、“鈍感な人はウソに気付かない”そう決めつけていませんか?
それはあなたの中の常識であって、私にとって常識ではありません
だから、相手の話を聞くとき、常識を取っ払ってください
『常識は18歳までに身につけた偏見のコレクションである』
アインシュタインの言葉です
全くもって同感です
偏見のコレクションを引っさげて面接をしても、相手の本心は聞き取れません
いえ、聞き取る・聞き取れないの前に、相手の心は開けることはできません
どうぞ皆さん、カチンカチンの頭は置いておいて、面接の時だけでも柔軟な頭になってください
そうすることで、相手も柔軟になり、関係性が築きやすくなります
最後まで読んでいただき、ありがとうございました
四日市祭りが近づいてきてウキウキしているナオでした
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