みなさん はじめまして☆
30歳という節目の歳を迎え、アンチエイジングに余念がない maki です 

 私は  『 みえリハOTのブログ 』  の中で、火曜日を担当しています。
高次脳機能について、日常生活や臨床場面での具体例をあげながら分かりやすくお話をさせていただきます。


私が高次脳機能という 「 不思議な世界 」 に興味をもつようになったのは、 「 幻覚 」 への興味がきっかけです。


大学での精神障害学。
講義を担当してくれたのはダンディな精神科医の先生でした。
カレは幻覚や妄想・・・そんな不思議な世界のことを楽しそうに話しました。

「私は精神障害者のことをもっと知りたくて、若いころ、向精神薬を飲みました。飲んだ後のことは全く覚えてないけど、気づいたらお酒の空き缶が10本くらいありました。ハハハッッ(^O^)」
精神科で働く人は変わり者が多いと思っていましたが、やはりそうだと思いました。

でも、みなさん!
幻覚や妄想、実際にそんな世界を体験してみたいとは思いませんか?


実際にそこには存在しないものをみてパニックになる、実際には存在しない声に誘導されて飛び降り自殺を図る。幻覚や妄想で苦しむ人たちはたくさんいます。

それは
はっきりと見えるんだろうか?
どんな風に聞こえるんだろうか?
体験している本人はどのように感じているんだろうか?

精神障害学を学べば学ぶほど、不思議な世界への興味は広がりました。

もちろん、実際にその世界を体験し、苦しみを体感することはできません。

でも、そんな不思議な世界のことを知りたいと思いました。

だから私は、幻覚や妄想を体験したことがある人 ( 主には統合失調症の人ですが ) が書いた本を読みました。体験者が語る言葉で、幻覚や妄想を知りたいと思ったからです。

これは今でも変わりません。脳卒中や頭部外傷を経験した人が書いた本をたくさん読むようにしています。体験者の声から得られるものはたくさんあります。


このように、幻覚という不思議な世界に引きつけられ、大学の卒業研究ではダンディなカレの指導の下、 「 統合失調症における病前の諸特徴 」 という壮大なテーマで研究発表をし、精神科で働こう!!と意気込んでいた私ですが、

いろいろとありまして
身体障害の領域で働いています。
7年ちょっとのOT人生のほとんどを回復期リハビリテーション病棟にささげてきました。

作業療法士として働き、高次脳機能障害の患者さんを担当するようになると、 不思議な世界 への興味はますます広がりました。

来週は回復期病棟で働くようになってからのお話をしたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました


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