また6か月後

また6か月後、フランシスコの名前が患者さんロスターにありました。今回はICU (集中治療室)にいるということが分かったので何があったのかと不安でいっぱいになりました。作業療法のオーダーが出ていたのでレコードを見ていると、フランシスコは脳出血で危篤状態だということでした。半年前に元気なフランシスコを見ていただけに心配なのですぐに病室に行きました。その時はまだ意図的にCOMA (昏睡状態)にされている状態で会うことも話をすることもできませんでした。

 

間もなく普通病棟に移ったようでしたがなかなか会う機会がなく時が過ぎていってしまいました。

 

その1週間後に急性期の病棟での急性期リハのローテーションが回ってきた時、フランシスコがPT(理学療法士)の方と廊下を歩いている姿を見ました。そのあと一年に二回ほど頻繁にフランシスコの名前をちょくちょく見るようになりましたが、軽い肺炎などですぐ1-2日で退院しました。

 

ここで伝えたかった事。リハビリの仕事ってその時だけじゃないんですよね。同じ病院にずっといると、前に見た患者さんがまた違う理由でやってきたりします。患者さん一人一人、家庭があり、いろんな問題を抱え、毎日を生きている。フランシスコがいたからこそ私はすべての尿漏れでリハビリに訪れる患者さんに言えます。可能ですよって。もちろん症状や手術の結果尿漏れの完治が難しい方もたくさんいらっしゃいます。でも骨盤底の筋肉強化はやり方さえ習得できれば可能です。

 

が。。。無気力

でも現実は厳しいです。そこまでできる人ってあんまりいない。フランシスコの頑張りは特別でした。毎日毎日の積み重ね、1年半にわたって毎日骨盤底の筋トレを行いました。私も苦しいなって思った時フランシスコを思い出すと、もうちょっと頑張ろうって前に向かって歩き出せます。

 

骨盤底のリハビリに興味がある方ぜひ専門のお医者さん、セラピストに相談してください。