フローレンス

毎回会うのが本当に楽しみで、治療のがある日、今日はどんなお話を聞かせてくれるのかとワクワクしていましたおねがい

 

ソフィアさんは98歳、イタリア出身のおばあちゃんでしたニコニコ。右手が突然腫れ、血栓やほかに異常がなっかたため、主治医の先生がリンパ浮腫治療の処方箋を書いてくれたそうです。

 

ソフィアは高齢で背中も曲がっていたけど、頭は私なんかより冴えまくりでした笑い泣き。リンパ浮腫の説明をしてもよく理解していただき、治療法にも細かいところまできちんと行ってくれました。

 

ソフィアの治療には毎回とっても優しい旦那様、マリオが付き添ってきてくれますハート。マリオも今年99歳でした。相思相愛というのでしょうか。二人の息は何をするにもピッタリで二人で助け合って暮らしているさまがよく見えました。

 

リンパ浮腫の治療でバンデージ療法の期間中毎日右手にバンデージをまかないといけないのですが、これは毎日マリオが丁寧に行ってくれましたお願い

 

でもソフィアはこのバンデージが大嫌い汗うさぎ。ソフィアは料理をするのが大好きで、"この腕じゃー、スパゲッティのソースも作れないわよメラメラ"といつも怒っていました。

 

ずっとではないので、腕の腫れが引くまでなので我慢我慢ほっこり。と言いながら三週間ほどで腕の腫れはひいていきました。

 

ソフィアは30年前に初期の乳がんを患っており、そのあと再発やリンパ浮腫などは起こらなかったのですが、最近転倒して親指の骨を折った時から右手が腫れたそうです。骨折は治ったのですがいまだに腫れはひかず、リンパ浮腫を疑ったためこのクリニックに訪れました。

 

よくあります。何十年もリンパ浮腫の症状がない方がある日突然、腫れだすこと。バラのトゲが刺さった時。虫刺され。骨折。鍼灸の治療後。怪我。などなど、トリガーになりそうもないことが原因で腫れだしたりします。

 

ソフィアも骨折がきっかけでリンパ浮腫を発症した様でした。これ、私たちセラピストも予想不可能です。なので患者さんには、リンパ節切除のあったうでや足は大事にして気にしてあげてと言っています飛び出すハート。血圧を測るのとか、鍼灸などその個所を刺激することは避けてくださいとお願いしています。

 

ソフィアとマリオはイタリアのフローレンス出身で、毎回イタリアがどんなに素晴らしい国か、おいしい食べ物や、観光場所などを教えてくれました。

 

ソフィアにはイタリアで伝統的に作られるトマトソースのレシピも授かりました。すんごい古いレシピブックもいただき、アンティ―クの宝物をもらった様でしたラブ

 

ソフィアはレッドソースなんてとっても簡単よ。

"玉ネギとニンニクを炒める。トマト切って、玉ねぎとあわせて煮る。しばらくしてトマトペーストをいれる。砂糖を少し。ぐつぐつ煮る。それだけよ!"と言い、でも私の秘密の材料は”シナモン”!最後にシナモンをササっと入れて味に深みを出すのだそう。

聞いてるだけでヨダレ…よだれ

 

マリオ第一次世界大戦の真っただ中でイタリア軍の戦士として戦ったそうです。その経験をもとに本を出版し、私にもコピーを一冊くれました。まだ若く、死に物狂いで戦う姿、命がけで逃げる道の中でのありえないような出来事。一か八かの勝負に命をかけたことなど、マリオの見てきた戦争のあらゆることがまるで目の前で起こっているかのように感じられる内容でした。

 

何はともあれ、この二人を見ているだけで私は幸せになり、こんな夫婦になりたいなーと思ってました笑

 

いまでもスパゲッティのレッドソースを作るときはソフィアの隠し味、シナモンをいつも入れてますラブそのたびに二人の顔を思い出して、温かい気持ちになりますラブ

 

こんな出会い一つ一つが一生の宝物になるのだと、私は感じています。