頭ごなしに「粗末にしちゃダメ」はセンスない!?佃煮編 | 野菜をおいしく頂く、お寺給食

野菜をおいしく頂く、お寺給食

料理が苦手でも、体に優しくて癒しのヘルシーな料理が簡単に作れるお寺料理を中心に食について紹介していきます。楽しいは、きっとその先にあるはず。




どうもおしょうです


たまに町にでかけると、

昼ごはんついでに回転寿司を行くときがたま~にあるんです。


で、


頭がツルツルだから案の定、

すごいチラチラ目線を感じるわけです。



なんかヤバイ人入ってきたって。笑




お坊さんか?高校野球の少年か?それとも・・・ヤク




みたいな感じで。




まーそんな視線を浴びつつ、

席に座るわけですが、


最近の回転寿司ってスゴイですね!




皿にフタがしてあったり、

ガチャガチャみたいなゲームができたりと。



そりゃー


男のですから。



ガチャガチャがあると知ったら、

何がもらえるとか関係なしに、

胸がトキメクわけですよ!!




トキメキッ!!!ヾ(@°▽°@)ノ

って




そりゃガチャガチャが回せるまで食べる食べる状態です。笑




あのシステムは末恐ろしいです。笑




で、


実は昔学生の頃に、

回転寿司屋でアルバイトをしていたことがあるんです。



今みたいにガチャガチャがあったり、

皿にフタなんて無かった頃ですが。




やってました。



それでですね。



もちろん働いていたので裏側も見ているわけです。

(今とは違うかもしれませんが)



で、


回転寿司の乾いたネタってどうなるかご存じですか?




1.水を上からかけて鮮度をごまかす


2.従業員のまかない


3.全部捨てる


4.回転寿司では1店舗ごとに捨て猫をかっていて、そのエサにしている


5.妖怪のしわざでいつのまにか消えている




さてどれでしょう?




シンキングターーーーイム!!





チクチク




タクタク




チク



タク



















ブ~~終了!!




答えは・・・


5番!!


ではなくて、


4番!!


で、ちょっとええ話しやん♪


ではなく、


答えは、


3番でございました。




全部捨てなんですね。




そう、

読んで字のごとく全部捨てです。



なので回転寿司の寿司の一日の廃棄量って、

めちゃくちゃ多いんです。




僕が働いていた店では、


一日業務用のでかいゴミ袋7~9ぐらいは捨てていました。


もちろん全てがお寿司ではないですが、

2、3袋ぐらいは全部お寿司でパンパンです。



スゴイ量ですよね。



そりゃーあんだけレーンに寿司を流すわけですから、

廃棄量もそれ相応のものになっちゃうわけです。




従業員が食べればいいのでは?



と思われるかもしれませんが、


やはり昨今のコンプライアンスの問題で、

難しいとか。



しかも乾いた寿司って衛生的にも良くないですからね。

従業員がお腹を壊したらお店が回らなくなっちゃうので。




まー勿体無いっちゃ勿体無いですが、


一概に勿体無いですむことではなかったりします。




で、


食べ物の破棄といえば、


料理ではつきもの。


どうしてもでちゃうわけです。




人間のおいしいものを食べたいという欲望と、

食べ物を粗末にしてはいけないという考えは、


真逆で水と油みたいなものです。



で、



お寺の精進料理もやはりそれはあるみたいで、


いろんな「本来は捨てるもの」で、


おいしい料理を作られていたりします。




まーようは、


おいしかったら面倒くさくても作っちゃうでしょ!


っという発想だと思います。




捨てるところがなければ、


家庭の経済的にも良いですからね。




なので今日のお寺給食は、


番外編ということで、


余り物で作る料理のご紹介です。




今回は昆布の佃煮。


昆布だしをとったときにあまる、
昆布を使用します。


昆布だしをとったのはいいけど、あんまり使わなくて古くなった、

という方にも捨てずに是非再利用していただければと思います。


ちなみに今回使う昆布は、

北海道の利尻昆布でございます。


お寺の県民ショー北海道編です。


まー他にもいい食材はあると思いますが、

今回は昆布を使わせていただきます。


昆布の佃煮は、

朝のお茶漬けや食事のちょっとした添え物、

お弁当の一品などに、

使われるといいと思います。




具材:
昆布

味付けの煮汁:
昆布だし1カップ,料理酒4分の1カップ,みりん大さじ2,しょうゆ大さじ1





1.昆布をまな板に広げ2cm角に切ります。






2.小鍋に味付けの煮汁を入れ、さらにその中に昆布も入れていきます。後は弱火で味付けの煮汁がほとんど無くなるぐらいまで、
弱火でグツグツと煮込んでいきます。(お好みで山椒やししとうなどを入れてもOKです。)






3.味付けの煮汁がほとんど無くなってきたら、容器に移して、
常温で冷ましてから冷蔵庫で一晩置いておくと完成です。







今回は少量で昆布だけでしたが、他にも椎茸だしの椎茸なども入れて、まとめて作りおきしておくといいと思います。








老舗の佃煮屋が作っている佃煮ほどはいかないですが、

家庭でちょっと小腹が空いた時に、

おかずとして食べるぶんには問題ないと思います。


なにかとあれば重宝しますので。

あと、もし昆布の佃煮を作ったのに硬かったという人は、

お水とお酢を少し入れて再度煮詰めると柔らかくなるので、
試して見て下さいにひひ