私ですね、以前にも書いたことがあるんです
けど、趣味の楽しいところって創意工夫が
できるところだと思うんですよ。
創意工夫とは辞書によると
『新しく斬新な考えで色々な手段を試みる
こと。適切な方法や能率的な手段を新たに
考えだすこと。』
仕事上でもこういった創意工夫って大事だろ
うと思うんですけど、そこばかりに気を取ら
れてばかりいたらこれはこれで問題ですよね。
まぁ例えば私の場合だと会社員ですので、仕
事の時間は言わば会社の時間で創意工夫で
上手くいく時は非常に有意義ですが、当然
創意工夫が上手くいくことばかりじゃあり
ませんから、失敗することは会社に損害を
与えていることになりますからね。やり方
がある場合は前例に倣ってこなしていくこ
とも必要なケースが出てきますね。
そこいくと趣味は全て自分の責任の範疇で
行なえるので誰にも迷惑も掛けませんし。
逆にですね、私が魅力を感じないのがいわ
ゆる“作業的”な感じなんですよ。いやいや
昨今のDIYが流行っているのをお前は知ら
ないのか、まさに“作業”の代表格ではない
かって言われそうですけど、
これは私は“作業”ではあっても“作業的”では
ないと思うんです。例えばDIYであっても
同じものを作り続けるのであれば“作業的”に
なって魅力も感じないでしょうが、そうそう
同じものを作り続ける訳じゃないですよね。
“いくつか”作る程度なら問題点や改善点が
次から次に出て来てまさに創意工夫の塊で
非常にクリエイティブな趣味だなぁと思う
んです。仕事にしてもDIYにしても釣りに
しても同じことをやり続けるのには魅力を
感じなくて、『自分にできる創意工夫は
もうほとんどないんじゃないか・・・』
って感じでしまうと一気に飽きが来てし
まうかなって思います。いわゆる“作業的”
って感じてしまった場合です。そうなると
“趣味”ではなくて“暇潰し”ってことになりゃ
せんかなぁと言うところですね。
一時期狂ったように行っていたヘチ釣りに
しても例外ではなく、あの場所に行ってこん
なふうに落とせば、この時期なら◯枚くらい
は釣れるって予想が立てられてしまうだけに
本格的に作業感が出てしまう前に少しでも新
鮮さが保てるように頻度を減らしたんですね。
その分、ルアーで狙うシーバスの頻度を上げ
て生活の中に趣味が占める割合のバランスを
取った訳です。
釣りをしない人から見れば、釣りで一緒じゃ
ないのかって疑問もありそうに思いますけど
本人にすれば全く違うものですね。まず全然
違うのが“落とす”と“投げる”の違いですね。
ヘチ釣りは引力に任せて狙った場所に落とす
ことになります。人間が加える力は補助的な
ものですね。それに対してルアーのほうは
人間の力がメインで風の強さや水の流れ、
引力を計算して釣れそうな場所にルアーを
届けなきゃならない、これかなり難しい
です。先日もコンクリートの壁にルアー
をぶち当てて破損してしまいました。
<image>
それとヘチ釣りのほうは基本的に魚が普段
食べているものをエサとして使うことにな
るので基本的に魚の目に止まれば喰ってき
ますが、ルアーのほうはプラスチックの塊
だったり金属の塊だったりするので、それ
をエサに見えるようにしてやらなきゃなら
ない、カッコ良く言えば命を吹き込むよう
な作業が必要になりますね。大まかな部分
はルアーがやってくれますが、ディテール
の部分を決定していくのは人間なんですよ
ね。まぁここがルアーでの釣りの一番の
醍醐味なんですけど、そこが難しくて楽し
いですね。その日その時によって違うので
まさに創意工夫が必要になります。
先週はルアーに行ったのは木曜日金曜日。
まぁこの時期、普通ちゃあ普通の釣果では
ありますね。
ただ由々しき事態がありましてですね、それ
はですね、全ての釣果が同じルアーなんです。
pick up
ノガレ120F
イイっちゃイイんですけど(笑)、あまりに
ルアーが偏ると冒頭に書いた“作業的”な
感じがしてこないとも限らない訳です。
特にノガレの場合は人間がすることと言え
ば投げて、巻く時にその巻きスピードを
どれくらいにするかくらいなんですよね。
非常に単純にやって釣れるだけに“作業的”
になりやすそうな感じはしますね。
あまりそんな感じでやり続けると“流れ作業”
ならぬ、
“ノガレ作業”
になりかねませんからね(笑)。
・・・・・・っと、この一文を書きたいが
為に前段を長々と書いてみました(笑)。
まぁルアーのほうもヘチ釣りと同様に適度
に目標を作りながら創意工夫しながら続け
ていければと思います。
