時々あるのは過去に住んだことのある街
に行くことです。そういう場合にはちょっと
仕事からは脇道に逸れて、自分が住んだ家
に行ってみたりします。
初めて東京に出てきて住んだ杉並区のアパ
ート、大学生活を過ごした世田谷区のアパ
ート、カミさんとの新婚時代を過ごした
横浜市港北区のマンション。それぞれに
思い入れがありますね。
この日は大学を卒業して、新入社員時代を
過ごした練馬区のアパートのある駅に行く
ことになりました。まぁ過去に住んだ家の
中ではある意味一番思い入れは少ないかな
って思いますが、数年ぶりに駅に降り立て
ば、それなりに思い出は湧いてくるもんで
すね。新しい道ができて駅前はかなり雰囲気
は変わってきてますが、大きなスーパーは
そのままあって、休みの日にはそのスーパー
で食材買い溜めしたなぁとか、開いてる時間
に行くのに苦労したクリーニング店はなく
なっちゃったのかぁとか。駐車場が目の前に
あって、初めて買ったBMWが来た時は嬉し
くて、ドアスコープから覗いてたなとか(笑)。
あの頃はカミさんともラブラブだったんだっ
けな?とか(笑)。
色々と思い出に浸りながら、アパートに向か
っていきますが、
んんっ?!・・・・・・
アパートが
更地になっ
てる!!
(笑)(笑)(笑)
草がボーボーです(笑)。
私が住んでた頃って比較的まだ新しい建物
だったんですけど、考えてみればそれから
もう20年以上経ってますからね(笑)。
状況から推察するに、地主さんに相続でも
発生しましたかね。
なんだろ、別に何かある訳じゃないんです
けど、ちょっとショックと言うか(笑)。
親父が亡くなった時に会社の整理で実家を
手放した時とは衝撃度はケタがいくつか違い
ますけど、種類としては同じ感じですね(笑)。
生活していく上である意味、建物って言うの
は象徴的な存在で、自分には何の権利も無い
としても思い出まで奪われてしまうような
感覚に陥いるのかなって思います。そう考え
ると都心で行われている再開発に反対する
人が居るってのもわからなくはないですね。
私は民間で行なう開発行為に、所有上の権利
が何もない人が反対する、場合によっては
邪魔をするのってどうなのかなと思う方なん
ですけど、今回のことで理解はしないまでも
心情的なものはある程度わかった気がしまし
た。
さてさて今週の釣りです。
今週は潮がやろうと思えば一日中できそう
な潮。ただエサはそんなに大量に準備して
いる訳ではないし、状況から考えるとのら
ない小さいヤツのアタリも多いと想像でき
るので、基本的にはエサを使い切るまで
かなと思います。周る場所は先週の場所を
ベースにちょっとアレンジを加えることに
します。結果は・・・・・・
平日だってのに、結構ヘチ師がおりまして
ちょっと参りました(笑)。やはり釣りやすく
て比較的釣れる場所は人が集まりますね。
幸いなことに私が今回アレンジとして考えて
いた場所はいつでも釣れるって場所ではない
ので広い場所なのに貸切でした。凄く浅い
上に、人的プレッシャーもそこそこある場所
なので、濁りが入るか、潮位が高いマズメ時
じゃないとちょっと厳しいんです。ただその
条件だと、他にも釣れる場所はいくらでも
あるので私自身あまり行く場所ではないん
ですよね。今回は他でもあまり釣れる感じは
しないので、満潮からの下げのタイミングに
賭けて4枚獲れました。
途中すれ違ったヘチ師にどうか聞いたところ
『そこそこ』って返答だったんですよ。私は
正直に『渋いですねぇ〜』っ話したんです。
ところがその方、枚数を聞くと『2枚』だっ
たんですね。私はその時点で5枚獲っていた
ので『渋い』なんて言った手前、枚数聞か
れたらどうしようかドキドキしてしまいま
した(笑)。聞かれたら正直に答えざるを得
ないんですけど、私は基本的には聞かれ
なきゃヘチ師には枚数を自分から言わない
ようにしています(笑)。
今週は多いとも少ないとも言い切れない枚数
でしたが、風景の良い場所で清々しい空気、
気持ちの良い釣り日和でした。恐らくこう
いうことの積み重ねが思い出になっていく
んだろうなと思うんですが、そういった思い
出の場所をできる限り残していきたいもん
です。
『昔はこの辺で黒鯛が釣れてなぁ・・・』
みたいな思い出話より、若い世代と実際に
そこで釣りができたほうが何倍も価値が
ありますからね。










