前半は釣りに行ったり、小規模な模様替え
をしたりで終了。来ると思っていた台風も
来ず。
後半は家族旅行を兼ねてお袋が住む姉の家
へ。お袋と会うのはコロナ禍もあってなんと
4年ぶり。途中会うチャンスもあったんです
けど、お袋は居候している身、田舎なだけに
変な噂みたいなのが立つことを嫌って結局
行けず。田舎ってそういうところあるじゃ
ないですか、異質なものを嫌うというか、
キツい言葉で言えば排他的というか。義理
の兄の実家は名家っぽいし、役所に勤めて
るっていうのもあるんで余計ですよね。
っで行く予定だったんですが、甥っ子も
姪っ子もお盆で帰ってきてるってことで
部屋がない、じゃあどうしようかと考えて
宿を取りました。
えっ?お寺?と思うじゃないですか。
お寺なんです(笑)。
お寺の離れを改造して民泊にしてるんです。
いわゆる“宿坊”と言うことになるんでしょ
うが、堅苦しいことはなしなんですね。
禅宗のお寺なんで座禅体験なんかはできま
すが、私達は“朝のお勤め”だけを希望。
あとは気ままに過ごします。
普段、庭園を見ることなんてないですし、
新鮮でした。
希望すればピザ窯なんかもあるんでBBQ
なんかしても楽しそうですね。
普通のホテルでも良かったんでしょうが、
やっぱり経験に勝るものってないと思うん
ですよ。長女は来年留学する予定、他国に
行って自国の文化を説明できないのは恥ず
かしいし、次女はミッション系の学校なん
でキリスト教と仏教の比較ができますから
ね。お袋には冥土の土産に(笑)。
1日1組限定なんで、非常にゆったりと過ご
すことができました。
今回の旅行はこの寺泊もメインの一つだっ
たんですが、もう一つメインがありまして、
それは“我が家の伝統料理の継承”なんです。
この伝統料理、我が家ではお正月のおせち
には必ずあるものなんですね。この成り立ち
がちょっと特殊でして、明文化したレシピが
ないんです(笑)。それもそのはず、私の祖父
が戦争に行ったビルマから舌の記憶で持ち
帰った料理なんです。私の祖父は時代から
言って当然料理なんてできません。それを
戦後20年以上経ってから祖母とお袋に再現
させると言う(笑)。鶏肉の煮込なんですが、
料理の名前は“バーマヘン”
んっ?!ちょっと待てよ、なんか現地の言葉
っぽいけど、これって英語じゃないか?
バーマ=Burma、ビルマ
ヘン=hen、めんどり
多分これで間違いないよね(笑)。ってことは
正式な料理の名前すらわかってない(笑)。
材料は鶏肉、ニンニク、とうがらし、塩、
水、サラダ油、これだけです。
鶏肉は水炊き用の骨付きがベストだと思われ
ますが、今回は食べやすさを考慮して、普通
のモモ肉を使います。これらを煮込んでいき
ます。文字だけで書くと簡単そうに思われま
すが、シンプルな料理なだけにどうなったら
水を足すとか、その辺を長女と次女に体感し
ておいてもらいたい。それ以前に材料や調味
料はお袋の目分量でしかないのでそこも感覚
を身につけておいてもらいたいですね。
これを最低12時間くらい煮込みます。途中火
を止めたりするんで結局24時間くらい掛かり
ました。っで、完成。
食べる時にちょっと醤油をかけて食べると
ビールと白飯に合い過ぎてヤバいです(笑)。
締めに汁と肉をご飯に混ぜて醤油を垂らし
たら何杯でも食べられちゃう感じですね。
実際次女は食べ過ぎだってカミさんに怒ら
れてるし(笑)。
イメージとしたら鶏肉で作ったアヒージョ
ってのが一番しっくり来るかな。
この料理、ウチのカミさんも私の姉も出来
ないので日本中で作れるのはお袋だけなん
ですよ。そもそも何が正解かわからない
料理なんですけど(笑)。
長女も次女も継承していく意思は満々なの
で、お袋の代で終わりと言うこともなく、
娘達の後も口伝されていくことを期待した
いですね。
さてさて、一応姉の家から帰ってから釣り
にも行ってきました。昨日のことです。
昼間は暑いし、干潮が来るってことで朝夕
に釣りは分けてますが、朝3枚夕3枚です。
トータル時間としては8時間くらい掛けて
ますから、やはり釣れてはいないです。
今年は年間の最低限と思っている300枚は
超えてるし、かと言って自己記録の505枚
を超えるってのは絶望的、一回あたりの最多
枚数を記録するのはもっと絶望的なんで目標
を見失っている感じはありますね。
ただ、やってればそれはそれで楽しいので
続いてます。まぁまだ先の話しだろうし、
私がそこまで生きているか分からないです
が、孫が出来たらヘチ釣りを口伝したりす
るんでしょうかね。
少なくとも我が家の良き伝統は口伝して
いきたいもんです。

















