さてさてどこに泊まろうかと考えてましたが、
1時間で着くということで、日本三名泉の１つ下呂温泉に決めました。（残り２つは有馬と草津でした！道後温泉も別府温泉も違うんや…）
着いたのは夜。
ガス燈が本当にとても綺麗です！
写真も奇跡的にプロっぽく撮れました
温泉街もいい雰囲気。
昭和です。
さて、今回私が泊まった宿が…予約の時にチェックしなかった私も私ですが、口コミサイトでまぁ見事にボロカスなお宿でした
行く前からかなり不安…
でも、せっかく昭和に来たんです。
新しい立派なホテルに泊まるより、
映画の寅さんに出てくるような、
昭和ってそうそう、こんな感じやった…と感慨深くなる方が情緒もあるってもんです。
ホテル名は内緒にしておきますが、
このホテルがどれだけ素晴らしいかをここに残しておきます。
まず、自動扉に手書きで「手動」
素敵〜
元々は書棚？？
私の部屋は3階でした。
でもなぜか上がっても上がっても二階…
二階が２つあって、三階も2つあります
これはナイトスクープのパラダイス級
部屋は絨毯がたわみ、天井の所々も押しピンで補修。とりあえず荷物を出して、ソファで休憩〜
痛っ！
ソファの中でスプリングが暴れてます
そっと座りましょうってことや笑
そんなことより、温泉かけ流しですよ！
早く行こう………
あれ、、、
鍵が掛からない
悪いことする人はいないってことです！！
さぁお風呂場！
入り口でスリッパを脱いで、鍵をかけて入る内風呂。
今夜は3組のお客さんな感じ。
なので重なることはありませんでしたが、昔は混んだやろうなぁ〜
補修が目立ちますが、それだけ歴史があるんです。いろんな方がここで癒されてきたんです！
お湯は本当に素晴らしい
熱めですがかけ流し。ざぶーーーんと入るあの感じ、たまりません！
自分の肌を触ればすぐ違いが分かりました。すべすべのつるつる
ローションを塗ったかのように、しっとりしてるんです〜不思議！
説明書きにもお湯は水滴を拭う程度に、と。
ゴシゴシ拭かないようにとありました。
たしかに、もったいない。
温泉を上がると…外が賑やか
なに？なに？
すぐに上着を羽織って外へ行きますと…
まさかの冬の花火
わずかな時間でしたが、別世界に来たよう。
冷え切った体はまた温泉で温めました。
24時間いつでもOKです。
独占です！
またあの部屋に戻って、暖房を探すと、
目の前には石油ファンヒーター。
布団の中には電気毛布！
今時こんなホテルがありますか？？
なんてステキ
ここには書きたくても書けないこともありました！！これには腰を抜かして大笑いでした
部屋の前にはパーマ？？
そっか、ホテルのどこにもドライヤーがない
そういえば、昔は旅行にドライヤーを持ち歩いてたような記憶もあります。
そうなんです。
おそらくここは私の両親の世代が、ささやかな幸せを求めて、当時ロマンチックに旅行に来ていたんだと思います。
物が十分になかった時代。
電話もテレビもエアコンも…
やっぱり寅さんです！
今では少し古くなるとすぐリフォームでどんどん立派になりますが、こうやって古き良き時代が残ったままのところもあるんです。
しかもこのホテルはおじいさんが一人で切りもりされてました。
気さくで人の良さそうな方です。
これが都会で廃業となると、やり甲斐がなくなり。介護サービスを受けるようになるんやろうなと。
仕事があるというのは素晴らしいですね！
応援したくなります。
一流のサービスを求めるなら、ここでは無理です。でも昭和の、寅さんの時代に舞い戻りたい、体験してみたい方には、最高のホテルです。
私は大好きです
あ、帰る間際に気付きましたが…
私が予約した部屋は、和室でした〜
でした〜きっと若いからと気を利かせてくださったんやーーー
ありがとうございます！
ありがとうございます！でも清算の時には、とても困った様子のおじいさん。
お釣りの50円がないって…
悪気がないってのは、かわいい！！
いいですよ、わずかですがとっておいて下さい
チェックアウトすると、朝の明るい温泉街は昨夜とは全く違う雰囲気。
そして合掌村を見学。
まさかの入園料でしたので、外から見て終わり。
白川郷にかつて行ってますし〜
この下では朝市がやってました。
レトロな温泉の素を買いましたが、下呂とは関係ない場所のものでした
ここまでくれば、
これぐらいでは何にも驚きません！
1時間の散策でしたが、大満足！！
帰りは名古屋で1時間の乗り換え時間をわざと作ってました
へへ〜
大好きなツバメヤ さんのわらび餅を買うため！
大名古屋ビルヂングにあります
今日はまだ早い時間、余裕でゲットできました
一人旅もいいなぁ〜と初めて思えたかもです。
たしかに、さびしさも募りましたが、
寅さんの映画をスマホで見てたら、時代が重なる錯覚で、何もかも忘れて幸せになりました。
ぜひ皆さまも下呂温泉で昭和気分、
おススメです