菅谷たたら山内(島根県) | まりこのブログ

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あったこと無かったことまで(?)在りし日の記録

おはようございますニヤニヤ
ご訪問ありがとうございます☘



先週、友人と久々に奥出雲方面へ出掛けました。

Google Mapのルート案内で向かいます📱


まずは『菅谷たたら山内(さんない)』🚐DASH!


松江自動車道 吉田掛合ICで降り、山間部を走り到着したのは…🚐

『なんか…思ってたのと違う目




駐車場にある看板を見ていると、直ぐに『山内生活伝承館』から女性が出て来られました。
真顔「菅谷たたらに行きたいんですが、どう行ったらいいですか?」


お父さん「車でも行けますけど今日は天気がいいので、そこ👉から下りると直ぐですから歩いて行かれるといいですょ。先にたたらのお話を聞かれて、帰りにこちらへ寄ってお茶でも飲んで下さい」


ウインクウインク「ありがとうございますビックリマーク後ほどおじゃまさせて頂きます👋」


徒歩わずか数分砂時計直ぐ下に大きな桂の木が見えてきました走る人走る人


桂の木は3月下旬(桜の開花と同じ頃)から約4週間の内にと劇的に変化するそうです。

特に、花の期間はたったの3日ビックリマーク
赤く芽吹いた花が夕日に映えてまるで燃えているかの様なのだそうです。

たたらの里に相応しい光景を見たくなりましたおねがい




菅谷たたら山内(さんない)生活伝承館

島根県雲南市吉田町吉田4210−2


菅谷たたらは、鉄師(たたら製鉄業の経営者)田部家の中心的なたたらで、江戸時代宝暦元年(1751年)から大正10年(1921年)まで操業されていました。


たたらとは、砂鉄と木炭を用いる日本古来の製鉄法です。たたら製鉄によって産み出される純度の高い玉鋼を原料として日本刀などが作られます。


山内(さんない)とは

たたら製鉄が行われた施設とそこで働く人々の居住区が一体的に配置されていた集落のことです。 



山内の仕事と暮らし 



「菅谷たたら山内」は、日本で唯一現存する製鉄炉と建物(高殿)で、昭和42年(1967年)に国の重要有形民俗文化財に指定されました。2016年には日本遺産に認定され、映画「もののけ姫」や「たたら侍」の舞台のモデルにもなりました。


たたら職人達が住んでいた集落は、当時の生活や風景を今に伝えています。

居住区をウロウロするのは何だか申し訳ない気がしますあせる住民の方にご迷惑にならない様に見学したいものです真顔



↓米倉(こめぐら)
山内の職人に賃金として支給された扶持米(ふちまい)を収納した施設



元小屋(もとごや)
山内全体を管理する事務所で、たたらで産出された「鉧(けら)」を砕いて選別する鋼造場(かねづくりば)や田部家から派遣された支配人の住居として使われていました。
板の外壁、土壁と土間、黒い柱。昭和生まれの私にはどれも懐かしく感じますドキドキ



見学の受付けはこちら👇
入館料
大人 310円、小・中学生 210円
団体:20名以上 大人 260円、小・中学生 150円


案内して頂いた 朝日さん

三浦春馬さん著「日本製」 


47都道府県の「日本製」を紹介する本で島根県は「菅谷たたら」が紹介されています。

これまでに、三浦春馬さんの本を持参して来館した方が23組あったそうです📘

三浦春馬さんのサイン✒
2017年3月14日 ホワイトデーですねビックリマーク



山から採取した砂鉄を置く場所と砂鉄を洗う場所
内洗場の横は高殿に向かって風の通り道となっているそうです。

全てがたたら操業の為に無駄なく配置されていたのですねおねがい


菅谷川

こちらも7月8月の豪雨の際は大変な水量で、あちこちにいたオオサンショウウオの姿が見えなくなったそうですが、別の小川の階段の下にいるのを見掛けました目


金屋子神祠🙏

頭上に蔦葛が大蛇の様に伸びています
ヘビ


村下(むらげ)坂

小さな坂ですが、村下(たたらを取り仕切る技術責任者)が高殿に入る専用の坂だったそうです。

その技は一子相伝(いっしそうでん)門外不出とされました。

村下だけでなく、その他の作業も代々その家が継いでゆく世襲制であったそうです。

いよいよ高殿(たかどの)へ

たたら製鉄の作業は、下灰(したはい)→築炉→3昼夜の操業→鉧(けら)出しの順で行われます。
この一連の工程が村下の指揮の下に行なわれます。



EXILEさん目
皆さん背が高く、礼儀正しくてカッコよかったそうですビックリマーク







製鉄炉



炉の内側は意外に小さい穴でした目



現在は木製の台だけですが、炉の両側には天秤鞴(ふいご)があり炉に風を送り込んでいました。

作業の役割から流れにいたるまでのお話を聞いている内に、ガランとした空間から熱気溢れる操業当時へ誘われた様な気持ちになりましたドキドキ


エボシ御前だよ〜ビックリマーク

砂鉄を入れる真似をして記念撮影📱
木製のスコップ(?)自体は軽かったですえー


高殿の屋根は、栗の木を厚さ約3ミリの板にして葺いてあります。



改修中の三軒長屋
文化財クラスの修復は、土壁を崩して土から練り直すなど当時の材料をそのまま使いつつ修復&補強をしていくのだそうです。

「長屋の屋根はこれまでトタン葺きでしたが、修復後は栗の木の板にそっクリ変わるんです🌰」というオチで見学が終わりましたニヒヒ





桂の落ち葉
ほんのり甘く香ばしい香りがしました照れ



続きます