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Extremely Loud and Incredibly Close


仕事を終え、
約2時間半の『ドラゴン・タトゥーの女』を観終え、

あれ、まだ元気だな。
・・・もう1本、行っちゃおうかな?

っていうことで
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
も観てきましたあ。
 




どうやら前評判もいいし、泣けるヒューマンドラマみたいだし、
監督はスティーブン・ダルドリーだから見応えはあるだろうし、
今回もアカデミー賞にもノミネートされているし、
こりゃ、いい映画に違いない!間違いない!
気合いを入れて、期待値を上げて
映画館のゲートをくぐりなおしました。(笑)


↓予告編でのみ、U2の『Where the Streets Have No Name』が流れています。
編集がウマ過ぎです。


9.11同時多発テロで父を亡くした少年オスカー。父の突然の死を受け容れられないオスカーは、深い悲しみに暮れる母ともうまくコミュ二ケ―ションを取れず、心身のバランスを欠いているがゆえ、奇妙な行動が目立つ。そんなある日、父の部屋のクローゼットで ‘ブラック’と書かれた封筒の中に1本の《鍵》を見つける。この鍵は、父が遺したメッセージかもしれない―
オスカーは、母には内緒で、その鍵の謎を探しに、ニューヨークの街へと飛び出した―




原作は未読です。
これはナイン・イレブンを軸にした作品ではありません。
あくまで主人公の少年や家族やそれらを取り巻く周りの人々の
共通の痛みの記号として、描かれているんだと思います。

「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
このタイトルの意味は?
僕個人の解釈ですが、たとえば、

言わなくていいことを、言わなくていい相手に言っってしまったのを
ふと何かの瞬間で、家で思い出したとき、
小さい声で「あーっ!」とか「ウェーい!」とか言って
ソファを立ち上がることあります(笑)

大した内容じゃなくても5年くらい前のちょっぴりイタイ思い出がフラッシュバックして、
自分うっさい!みたいに耳をふさぎたくなる感覚です。

脳裏に焼き付いていて、忘れようとしても消せないうっさい記憶が聞こえてくる感じ。
それが主人公にとっての、911の経験で、最悪の出来事として後遺症になっています。



こましゃくれたガキが、
じゃなくて主人公の可愛い少年のオスカーくんが、
『リアル・スティール』の少年のように
最初は生意気だけど、段々可愛くなっていくんだろうなー。
と思っってじっくり見ていたんですが、
小生意気な少年のままですねw


オスカーくんが母親に向かって
絶対に言ってはいけないような、ひどいこと言ったりして、
それでも受け止める母の姿はさすが。
・・・親はこうしてじっとこらえていくもんなのか。
と色々考えさせられましたよ。


けれども、僕はこの映画
どうも腑に落ちませんでした。
以下少しネタバレを含みます。

1番気に入らないのは、ナレーションみたいに語り口調で説明が多かったところですね。映画じゃなくて、本を読んでる気分になっちゃいました。

とってつけたようなお母さんのエピソードも
へー、って感じで。
こりゃ「はじめてのおつかい」の方が泣けるよーと思ったりして。

青い花瓶の話のとこで、
なぜか部屋が青くて、シャツの色も青くて、ネクタイも青くて
これ、青で統一してきたのかな?とか、どうでもいいところで気になって。

ノートの完成度が高過ぎなんじゃないの?と驚かされたりして。
おじいさんとのエピソードをもっと掘り下げてほしかったなあ。とか
ラストの、みんなの笑顔で丸く収めた感じもがなんだか興ざめで。
ストーリーがごちゃごちゃしてて、ゴールがどこなのか分からなくなるし。
心に響くセリフも特になくて。


粗探しするつもりはないのに粗ばかり見えてしまいました・・・
ということで、僕は何の感情の発露もありませんでした。
冷めてんのかな(笑)
2本連続観た自分が悪いんだけどね。

とはいえ、
難しい主人公の少年オスカーを演じきったトーマス・ホーンくんは大したもんだ。

初めに言っていた。
僕にはあの最悪な日以来、苦手なものがいっぱいあるんだと。
公共交通機関、年をとった人、見上げるもの・・・
人々との繋がりを経て、それらは克服されていきます。
彼に関わった人々も幸せになっていく。

主観的に話が進むので、主人公がものすごごく自己中で、ありえないほどうざい
と感じちゃう人もいるかもしれません。
でも、、、、地球は自分中心に回っていて自分があるから周りの世界があるんだ!
まず自分が変われば、相手も変わっていくんだ。
そういうメッセージもあるのかもしれません。

あの少年はもうクヨクヨしないで、これからママをしっかり守って、
頭のいい大学に進んで、世界をあっと驚かせるようなとんでもない青年に成長するんだろうなー、と期待しております。


そんな感じです。

映画館で「『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』のチケットください!」
って噛まずに元気よく言えたら絶対に気持ちイイと思うので
是非劇場に足を運んで観てください♪