日本政府は「日本は資源が乏しい」と常々言い続けてきたが、それは真っ赤な嘘であり、日本は世界有数の資源超大国であることが今となっては知られることとなった。(特に南関東ガス田と、金、銀、銅、亜鉛、鉛、石油、コバルト・リッチ・クラストなどの海底資源)
イギリスはかつて重要な技術、文化、学問といった文明の発祥の地であり最も栄えた帝国だったが、今ではかなりの凋落が見られる。
いかに強国であってもそれを維持し続けることはできず、尊敬の念も忘れられ、紳士的であってもそれほど評価されるわけでもなかった。
イギリスもフランスもドイツもアメリカも、経済的に成功した後、さらに利益を求めて植民地を獲得し、大国としての地位を維持してきた。
しかしそれも限界を迎えつつあり、新たな植民地が必要とされている。
その筆頭候補がロシアのようだが、ロシアを戦争で落とすことは非常に困難且つ危険であるため、妥協案を模索するべき時が来たのだろう。
その「妥協案」こそ日本であり、日本には莫大な天然資源が存在し、これまでほとんど利用されてこなかったが、外資が入ることによって開発を促進し、日本と欧米が共に繁栄する道が開かれる。
特にイギリスは国家存亡の危機と言っても過言ではないほどに経済状況が悪化し、このままロシアと対峙していてもさらなる凋落を招く危険性が非常に高い。
日本はイギリスとの関係を再構築し、経済関係を強化することで経済と安全保障の両面で繁栄と安定を確保できるのだろう。
日本にとってアメリカとの関係強化は危険であり、これ以上、依存状態を深刻化するべきではない。
アメリカが日本をあからさまに植民地化していることは事実だが、イギリスであればアメリカのような乱暴な振舞い方はしないだろう。
イギリスは日本の政治に影響し、これまで蔓延ってきたアメリカ系の議員、官僚、メディアを弱体化させてくれれば良い。
多くの国民を虐げることしかできなかったこれまでの日本政府はイギリスからの新たな指導によって生まれ変わることが期待されている。
戦後の日本はあらゆる面においてアメリカが独占的な地位を占め、何事もアメリカ主導で進められてきたが、これからは新しい血によって日本は変わっていく必要に迫られている。
このままではどの道、日本の人口は大幅に減少し、アメリカが日本を併合しやすい環境が整っていくことになるが、これまで有効に使われてこなかった資源、カネ、人及び他の地域が活かされることで暗い未来しか描くことができなかったこの国がようやく明るくなっていくのだろう。
(アメリカは最終的には日本を単なる軍事拠点や資源採掘場ぐらいにしか思っていないようだ)
イギリスと資源開発等の経済面において優先的に契約し、安全保障面で条約を締結することによってwin-winの関係を構築していくべき。
安全保障面では特に沖縄や九州方面でイギリスの役割が期待されている。
沖縄では基地の存在そのものが問題視されているため、その負担軽減を考慮しつつ、急激に高まっている台湾有事などの脅威にも同時に対処できるように新たな同盟関係が必要となっている。
現在置かれている日本の状況は「台湾有事は日本有事」が既定路線であり、既成事実化する動きが強まっており、このままにしていれば確実に日中戦争へと誘導されてしまう。
西側諸国はロシアとの戦いにそろそろ終止符を打ち、日本との協力関係を強化し、アメリカの紛争地帯拡大方針を食い止めなければ日本も韓国も台湾もフィリピンも戦場になるだけでなく、経済面でも壊滅的打撃を受けた後、国家存亡の危機に瀕し、いずれ極東は全てアメリカが完全な形で支配することになる。
このままロシアを追い詰めていけば西側諸国さえも戦場になり得る。
フランスは台湾の問題に関与する気はないらしく、ドイツはノルウェーからガスや水素の供給を受けようとしている。
イギリスは最も日本と接近しやすい国であり、相互依存関係を結びやすい。
これはロシアにとっても決して悪い話ではなく、ウクライナ紛争から手を引いてくれればロシアはドンバスとクリミアの支配で妥協でき、ウクライナ人にとってもやっと自分の家に戻り、復興が本格的に始まることになる。
しかしそのためにはウクライナ政府が方針転換する必要がある。
1853年から1856年にかけて起きたクリミア戦争で、ロシア帝国はブルガリア義勇兵と共に、フランス、オスマン、イギリス、サルデーニャの同盟軍と戦い、ロシア側の戦死者55万人、同盟軍側の戦死者20万7100人という損害の末、ロシア側が破れた。
2014年、ロシアのクリミア侵攻によってクリミアはロシアに併合されたが、2022年に起きたウクライナ危機でウクライナとNATOはクリミア奪還を図っている。
2000年からロシアの大統領を務めるウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチンはゴルバチョフが言うところの「古い考え方」の勢力に支えられる人物であり、恐らくサンクトペテルブルクの何らかの貴族の血を引いており、歴史を重く見る傾向がある。
それ故にウクライナ、特にクリミアには特別な思い入れがあるようであり、単なる経済的・地政学的な思惑からクリミアを支配しているわけではないのだろう。
つまり、今のロシアにとってクリミアを奪還されるということは到底許しがたい事態であり、そこに拘る現ウクライナ政権とは和解や停戦に向けてロシア側が歩み寄ることは不可能なのだろう。
そして、それを承知の上でNATOはウクライナと共闘し、あくまでクリミアとドンバスを奪還するとしている。
ロシア側としてはそろそろ終わりにしたいはずだが、ウクライナとNATOがさらなるエスカレーションを望んでいるらしい。
第一次世界大戦と第二次世界大戦ではアメリカが頃合いを見計らって後から参戦し、美味しいところを持っていくというパターンだったが、第三次世界大戦でもそのお決まりのパターンなのかどうか、まだ分からない。
当然、今やっていることを見ればそれを狙っているのは明らかであり、アメリカ参戦までにできるだけウクライナやその他の地域に奮闘してもらい、敵戦力を削っておいて欲しいという戦略を取っている。
そしてその「お決まりのパターン」は極東においても始まろうとしている。
中国は台湾をなるべく軍事的に支配するのではなく、民主的・平和的に香港化することを望んでいるが、アメリカによる工作活動や経済制裁によって日中関係が極度に悪化し、緊張状態が高まってきている。
つまり、中国が台湾に軍事侵攻するのではなく、まず日本と中国との間で戦いが生じるように仕向けている者がいる。
・追記
【参考】
日本の海底資源とは、日本近辺の海底に眠っている資源のことである。近年における技術の発展と調査によって、日本の領海・排他的経済水域(EEZ)の海底に金、銀、銅、亜鉛、鉛、石油、コバルト・リッチ・クラスト、メタンハイドレートなどの豊富なエネルギー資源や鉱物資源の存在が確認されている。
海底資源の種別は、一般的に(1)海底石油・ガス(石油・天然ガス)、(2)熱水鉱床(金・銀・銅・亜鉛・鉛)、(3)ガスハイドレート(主にメタン)、(4)マンガン団塊(鉄・マンガン団塊、コバルト・リッチ・クラスト)に分けられている。日本近海には、海底熱水鉱床、コバルト・リッチ・クラスト、メタンハイドレートに含まれる鉱物資源が豊富に存在しており、300兆円相当の製品価値があるとされている。
【参考】
天然ガスを産出する地域のことをガス田と呼びますが、千葉県を中心とした関東地方南部に分布するガス田は、南関東ガス田(図1)と呼ばれています。
南関東ガス田は、その可採埋蔵量が3,685億立方メートルにも達する国内最大の水溶性天然ガス田であり(関東天然瓦斯開発株式会社ホームページ)、現在は千葉県の九十九里地域を中心に開発されています。
南関東ガス田では、上総層群とよばれる地層から水溶性天然ガスが採取されています。上総層群は、砂岩層と泥岩層が交互に重なり合って砂岩泥岩互層をなしています。この互層より採取される水溶性天然ガスは、地中に埋もれた有機物が微生物によって分解されて生まれた、微生物分解起源の天然ガスです。メタン純度が非常に高く、一酸化炭素や硫黄分などの不純物が少ないため都市ガスとして利用しやすく、消費地に近いため供給にかかるコストも小さいという利点があります。
水溶性天然ガス田の操業における課題解決への取り組み|JOGMEC石油・天然ガス資源情報ウェブサイト
【参考】
南関東ガス田は可採埋蔵量が3,685億m³にも達する、わが国最大の水溶性天然ガス田です。その中でも茂原地区は、(1)埋蔵量が豊富で、(2)鉱床の深度が浅く、(3)ガス水比(産出水量に対するガス量の容積比)が高い等、天然ガス開発に有利な条件を備えています。
当社鉱区における天然ガス可採埋蔵量は、約1,000億m³。現在の年間生産量で計算すると約600年分にもなります。
(算定方法はJIS(M-1006-1992)の容積法による。)
600年分の埋蔵量 | 関東天然瓦斯開発株式会社 (gasukai.co.jp)
【参考】
千葉県を中心に茨城県、埼玉県、東京都、神奈川県の地域に及び、鉱床面積は 約4,300 km2、埋蔵量は7,360億m3、可採埋蔵量は 3,685億 m3と推定され、日本国内で確認済みの天然ガス埋蔵量の9割を占める。東京での生産も行われていたが、ガス採掘に伴う地下水汲み上げ(揚水)が地盤沈下を招いたことから採掘は規制され、現在は千葉県の茂原地区を中心とする九十九里浜沿岸部が最大の供給地区。