この動画では東日本大震災が核爆弾による人工地震だとしたら、その地震のエネルギーはTNT換算で約670メガトンであり、「ツァーリ・ボンバ数十個分の核爆弾が三陸沖で一斉に爆発したことになる」などと言っている。

また、

「自然発生した地震にはP波とS波が存在するが、一般的に爆発により発生した地震にはP波のみが観測される」

「自然発生した地震と偽装できるように、何らかの形で横方向の波も発生させたということになる」

「現状の人類はそのような技術を持っていないことは容易に想像ができる」

「ある特定の組織のみが真実に辿り着き、さらに誰にも見つからずに大規模な作戦を敢行できるという説は、非常に不自然だと言わざるを得ない」

などとも言っている。

 

恐らく、この動画の筋書きを用意した奴は「これからどんな巨大地震が起きようともそれは人工地震ではないことが皆さんにはもう分かりますよね」と言いたいのだろう。

 

しかし、人工地震説で有力視されているのは核爆弾そのものによる揺れではなく、核爆発によってひずみの溜まった断層に影響を及ぼし、断層が実際に動いた場合は本当の地震を引き起こすことができるということであるはず

軍事ジャーナリストの世良光弘氏も指摘しているように、核爆発の衝撃によって大規模地震が誘発されることが最も厄介なやり方になる。
「ポセイドンに狙われるとすれば、ニューヨークやワシントンなど中枢都市が集まる大西洋沿いの米東海岸が第1の候補に挙がるでしょう。ベルゴロドが北極海から太平洋に抜け、そこからポセイドンを発射すれば、ロサンゼルスやサンフランシスコといった西海岸の大都市も射程に入ります。西海岸には活断層があるので、津波のみならず、大規模地震が誘発されるかもしれません

 

 

 

 

 

※最近、内閣府や御用学者が東日本大震災から11年しか経過していないにも関わらず、また東北地方でM9.1の超巨大地震が起きるとしている。

「東日本大震災は、太平洋プレート(海のプレート)と北米プレート(陸のプレート)の境界にあたる水深6,000m 以上の深い溝(海溝)で起きた『海溝型地震』でした」とあるように、東日本大震災は日本海溝で起きた地震だが、内閣府は近い将来、また日本海溝で最大でM9.1の巨大地震が起きることをなぜか想定している

東日本大震災:防災情報のページ - 内閣府

 

NHKによれば千島海溝では、「前回からすでに400年程度が経過していることから、政府の地震調査委員会は、『大津波をもたらす巨大地震の発生が切迫している可能性が高い』としています。」と報じており、最大でM9.3の巨大地震が発生することを想定している。

しかしなぜか日本海溝でもM9.1の巨大地震が発生することを千島海溝とセットで想定している。

【詳報】最悪死者19万人超 千島・日本海溝の巨大地震被害想定 | NHKニュース

 

また、岩手県と宮城県には過去の津波の伝承や石碑が至る所に残っていたが、福島県には津波に襲われた記録がないらしく、福島第一原発も巨大津波が押し寄せることを想定していなかったために最悪の大事故を起こしてしまっている。

 

wikipediaには

「福島第一原子力発電所付近(大熊町)で15 m、隣接する富岡町付近で20 mと、周囲に比べても地形に特段の違いがないにもかかわらず極端に高い津波高を観測していることから、この付近では南北方向からの津波が増幅しあったと推測される。」

とあるように、極めて稀な複雑に交わった津波に襲われており、かなり特殊なタイプの津波だったらしい

 

【参考】

岩手県・宮城県について

「過去の津波の伝承や石碑が至る所に残り、住民の防災意識も高く、多くの人々が避難行動を取ったが、想定を大きく上回る規模の津波が押し寄せたため、甚大な被害を受けた。」

福島県沿岸は、仙台市以南から千葉県まで続く遠浅で単調な海岸線であり、過去に津波の伝承すら皆無だったために、住民の意識が低い中で津波に襲われた。」

東日本大震災 - Wikipedia

 

 

 

 

 

※GPSの画像解析でピンポイントに巨大地震が発生する場所と時期を的中させることができるという御用学者によれば、危険度1位としている警戒ゾーンが東北地方であるという。

MEGA地震予測で「これまでにない予兆」 11月上旬までに「連続大地震」の可能性も|NEWSポストセブン - Part 2 (news-postseven.com)

 

とにかく、国や専門家によれば日本で最も巨大地震が発生する可能性が高いのはまた東北地方であると言っている。

11年前に東日本大震災が発生したばかりなのだが、日本において地層や文献などの記録上、それほどまでに短い間隔でM9クラスの巨大地震が同じ場所で発生したことがあったのかといぶかしんでしまう。

福島県沖では去年と今年、M7.3とM7.4の地震(スラブ内地震)が発生しているが、これもなぜかほぼ同じ場所でほぼ同じ規模の地震がほぼ1年後に発生していることから、この2つの地震だけを見ても非常に気味が悪い。

福島県沖地震 (2021年) - Wikipedia

福島県沖地震 (2022年) - Wikipedia

 

スラブ内地震というのは陸側プレートの下へ潜り込んだ海洋プレートの比較的深い場所で発生する地震だが、ほとんどの場合、微小地震であると言われている。

しかし稀にM7クラスの大きい地震になることもある。

福島県沖では2年連続でその稀なM7クラスの大きい地震に見舞われている。
電力土木技術協会 スラブ内地震

 

日本海溝で起きたM9クラスの東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)、複数の津波によって増幅された大津波、福島第一原発の史上最悪規模の大事故、福島県沖でのM7クラスの稀なスラブ内地震が2年連続で発生、といった極めて稀な大災害がなぜかこの11年間に起き続けているが、国や一部の専門家は今後も極めて稀な大災害が起き続けるという想定をしている。

(ちなみに「ポセイドン」は11年前には存在しておらず、巨大地震とは無関係)

 
(2022年の福島県沖地震は小さい揺れの直後に大きい揺れが起きているため、2021年の福島県沖地震とは揺れ方が異なっている。)