mRNAワクチンは特に接種回数を増やすとリスクが高くなることが知られていて、動物実験では「同一の抗原で繰り返し免疫化を行った場合、5回目から死亡する例が激増。7~8回繰り返すと半分近くが死亡するという動物での研究結果もある」という報告もある。

既に去年の時点で鼻腔スプレータイプのワクチンや組み換えタンパクワクチンなどの臨床試験は始まっているようだが、なぜか日本のメディアや政府の発表では全くそのような話題が出てこないし、「3回目の接種を早く!」、「4回目の接種を早く!」と対象を限定せずに既存のmRNAワクチンばかり消費しようと推進し続けている。

このワクチンは2~3か月程度しか抗体が持続せず、しかもSARS-CoV2というウイルスは変異し続けて既存のワクチンで対応できなくなっていくのだから、このまま科学界のコンセンサスや政府の方針に従っているといつまでもmRNAワクチンを接種し続けることになってしまう。

 

 

【参考】

現状認可され、世界で使われているワクチンはすべてウイルスの(毒性のある)スパイクタンパクの全長を使ったワクチンです。

これを、5回とか6回とか7回、人体に接種することにはリスクが伴う可能性があることを、ワクチン開発者は認識すべきでしょう

またこのことが、われわれが今回、「口内噴霧型」、非mRNA予防薬開発に着手したそもそもの端緒でもあります。

 

 

【参考】

時間の経過とともに感染力が高い変異型が選択されますが、ワクチン接種が進むと、ワクチン回避効果の高い変異型が増えていきます。感染規模が小さければ変異型ウイルスに対応したワクチンの開発が追いつきますが、既に1億人以上に拡大、実際には数億人規模まで拡大している可能性も高く、多数の変異株が世界中で出現する可能性が大です。(2021/09/10時点)
収束させるには、実際の(生の)ウイルスでの感染が拡大し集団免疫に到達するか、特効薬の普及が必須です
変異確率の高いRNA型ウイルスで起きたパンデミックをワクチンで収束させることは、困難であって、変異株を追いかけるようにワクチンを投与しても堂々めぐりとなり、収束は望めないという前提で、新しい抗体の開発に取り組みました。すでに細胞レベルの実験で高い中和活性を確認しており、今後、国際的臨床試験を開始する予定です。

 

鼻スプレー型ワクチン、各国で臨床試験へ 気道内の免疫形成に有利|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト (newsweekjapan.jp)

 

 

 

また、オミクロン株は弱毒化されたウイルスというわけではなく、ワクチン接種や自然感染による免疫獲得が増えたために重症者数が減っていると一部で言われている。

オミクロン株は弱毒ウィルスではありません - 医療法人信岡会 菊池中央病院 (ecnet.jp)

 

 

最近の傾向を見ると、確かに若年層での感染増加が顕著になっているが、それは若年層は3回目~4回目のワクチン接種に消極的であるために抗体量がほとんどなくなっている状態で感染してしまっていることが原因だと指摘されている。

しかし、今使われているワクチンは3回目の接種によって約2か月間は感染予防効果があるが、その後、効果が激減すると言われている。

医療の現場からは、だからこそ早く3回目の接種、4回目の接種をするべきだという声が上がっているが、それをやってもすぐに効果がなくなるのだから、どういう人がブースター接種を受け続けるべきなのかを国はアナウンスするべき。

日本では感染爆発を起こしていているが、世界中どこを見ても今の日本のようにBA.5のせいで感染者が急増しているという国が見当たらないのは、最近になって日本だけが検査を大規模に行うようになったためではないかと思ってしまう。

日本以外の全ての国がBA.5が入ってくる前の時点で3~4回目の接種を終えていたことで助かったというわけではないはず。

100人あたりのワクチン接種回数を見ても、日本は現時点で2位であり、決して低くない。

 

死者数が増えたことに関しては、確かに重症化しやすい人(持病持ち)がBA.5が入ってくるタイミングより前の時点で3~4回目の接種を終えていなかったことが原因なのかもしれないため、全居住者に対して3回目~4回目の接種を勧めるのではなく、リスクの高い人に限って接種してもらうべきだったのかもしれない。

オミクロン株は肺炎を起こす病気ではないし、ワクチン接種していても集団生活をしていればどうせ感染するはず。

やはりリスクファクターのある人に集中的にワクチン接種するべきではないかと素人ながら思ってしまう。

 

 

国としても既存のmRNAワクチンがオミクロン株にもある程度は効果があり、3回目の接種により一時的に回復するらしいと言っている。

しかし、つい先日、ファイザーとモデルナがオミクロン株対応ワクチンをFDA(アメリカ食品医薬品局)に緊急使用の許可を求める申請を行ったと報じられており、オミクロン株対応ワクチンがいずれ日本にも入荷される見込みなのだろう。

 

 

 

 

一方で、実はオミクロン株が弱毒化されたウイルスである可能性もある。

ソースは同じ病院の少し古い情報だが、オミクロン株の細胞侵入経路はデルタ株までのSARS-CoV2とは異なっていて、肺に多く分布するTMPRSS2を利用できず、エンドソーム経由で侵入するため、上気道(喉や鼻)で症状が出ると言われている。

 

【参考】

「マウスの実験ではTMPRSS2をノックアウトすると従来のコロナ株では明らかに軽症で治癒することが解っており、TMPRSS2はコロナ感染において、生体には不利に働いているようです」

オミクロン株が重症化しにくいのはTMPRSS2の変異か? - 医療法人信岡会 菊池中央病院 (ecnet.jp)

 

 

元々、無症状感染者が多い病気だったが、無症状でも肺炎を起こしているケースがあるため毒性が強いということだった。

しかしオミクロン株の場合は肺炎にならないようであるため、重症化しやすい人でない限り、弱毒化されたと言ってもいいように思える。

 

 

 

・追記