ペテン師の常套手段として、一定期間は本人の思い通りになってきたと思い込ませるというものがある。

「私は全て自分の計画通りに事を運んできた」

「私は株(あるいはFX、カジノ、パチンコなど)の天才である」

「私は社会的地位が高く、金持ちであり、皆が私に平服している。私を愚弄する者へは酷い目に遭わせることができる」

といったことだが、大抵、それは本当に偉大な天才的な人物だから成功してきたというわけではなく、あざとい誰かが対象を利用するためにそのように信じ込ませている。

そして途中まではいい気にさせて、頃合いを見計らって全てを奪い取る。

逆に何も思い通りになどならなかった人ほど容易には騙されない。

 


最近では台湾が自らの独立のために自衛隊や在日米軍などを利用しようとしているが、日本にとっては仮に台湾が中国に併合されたとしても台湾企業が日本と取引しなくなるわけではないのだから、特段デメリットがあるわけではないはず。

アメリカ政府や一部のIT企業が中国に主導権を奪われ、中国企業が競争で優位に立つのを恐れているに過ぎないのだろう。(現在はアメリカ政府が中国企業に対してTSMC等を通じて制裁を行っている)

 


安倍は「台湾有事となれば、沖縄県の尖閣諸島も危機にさらされます」

安倍元首相が説く、台頭する中国にどう向き合うか:日経ビジネス電子版 (nikkei.com)
などという屁理屈ばかり言っているが、尖閣諸島についても


「中国は、長年にわたって、我が国が尖閣諸島を領有する事について一切異議を唱えず、海底資源埋蔵の可能性が指摘された後、突如として領有権について独自の主張を始めました」
https://www.cas.go.jp/jp/ryodo/senkaku/china.html


という経緯があり、結局は「お宝」の所有権を主張しているに過ぎない。

台湾についても大手ファウンドリ等の取り合いをしているのだろう。

台湾が何もない地域なのであれば誰もこんなに大騒ぎなどしない。

有事だ有事だと騒いでいるが、実際は議会に強い影響力を持つ大手企業が有力政治家に働きかけてビジネスを成功させようとしているといったところらしい。

(台湾と尖閣諸島は安全保障上の問題というより、ビジネス上の強みや資源の確保といった意味合いの方が強いはず)

 


岸田は熊本にTSMCの20ナノ級工場の誘致に「成功した」らしいが、これは10年前のあまり価値のない古い技術の工場だった。

しかも、「日本側は工場建設の総事業費8000億円のうち4000億円もの破格の補助金を出す」という足元を見られた情けない取引になっている。
台湾企業の言いなりになる悲しい日本 古賀茂明(1/2)〈週刊朝日〉 | AERA dot. (アエラドット) (asahi.com)

 


岸田はアベノマスクの検品費用として7億円近くかかったと言っているが、それは安倍政権時代に既に8億円かけてやっていることなのだから、なぜそんなことをしたのか不明。

お友達に仕事を与える形でバラマキをしたかったのかもしれない。

しかも岸田が検品させた直後に廃棄を発表している。

保管費用だけでも6億円かかっているが、最近になってなぜか配送料10億円をかけて希望者に配布するなどと言っている。(全て廃棄なら6千万円)
新型コロナ対策の給付金もそうだが、現政権はカネの使い方があまりにも下手でアンフェアな気がする。
アベノマスク「約15%が不良品」 岸田総理が…|テレ朝news-テレビ朝日のニュースサイト (tv-asahi.co.jp)

アベノマスク配送料10億円? 廃棄なら6千万円…政府試算|【西日本新聞me】 (nishinippon.co.jp)
アベノマスク8億円検品、穴だらけ 不良発覚後の契約、消えた瑕疵担保責任… | 毎日新聞 (mainichi.jp)

 

 

 

※この2人の場合、騙されやすいタイプというよりは、単に自分の政治家生命や実績づくりの方が国民や国益より大事だと思っているだけなのかもしれない。