メーカーにもよるのかもしれないが、セパレート型エアコンの冷房を使用すると、ドレンパンに水がある程度溜まってからでないとドレンホースから水が流れないため、頻繁に内部乾燥機能を使うか、1年に1度は分解掃除をしないとカビだらけになってしまう。
ドレンホースの先端にフィルターのようなものを付けないと、ホースから虫が入り込みドレンパンがゴキブリだらけになってしまうこともある。
自分が使っているパナソニックのエアコンにはドレンパンと吹き出し口に発泡スチロールが使われている。
やはりドレンパンや吹き出し口にそのような素材を使っていることで発泡スチロールにカビが生えやすくなるという問題がある。
他のメーカーでは発泡スチロールを使っていない製品がごく普通に売られているため、改良するべきだろう。(日立のエアコンにも発泡スチロールが使われているものがある)
そして、その発泡スチロールはただの断熱材として使われているのではなく、明らかに特殊な形状をしている。
また、エアコンの取扱説明書にはドレンパンについての説明はなく、「お手入れ」の項目にもドレンパンの清掃については何も記載されていない。
ドレンパンこそが最も不衛生な状態になるパーツであるにもかかわらず、何の言及もないし、通常はドレンパンの中がどうなっているのかさえ分からないような構造になっている。(ダイキンと東芝に関してはドレンパンを外すことはできないと言っている清掃業者もいる)
カビや害虫がエアコン内部に付いている状態でエアコンを使用すると、呼吸器疾患(アスペルギルス・フミガーツスなど)になる可能性もある。
(特に免疫抑制剤やステロイドなどを治療で使っている場合)
除湿機のタンクのようにドレンパンが簡単に外せるようになっていなければ、害虫やカビの発生を防ぐことは不可能であるように思える。
そしてドレンパンの内側は撥水性のある素材が使われていなければならないはず。(除湿機にはそのような製品がある)
ドレンパンは水平になっているため、排水口側に水が流れた場合は問題ないが、逆側に流れた分はしばらく水が溜まった状態になっていそうにも思えた。
そもそもドレンパンとは、冷房使用時に結露が発生することによってどうしても出てしまう水を受ける皿の部分であるはずなのに、なぜかすぐにそれを流し出そうとはせずにある程度水を溜めるような形状をしている製品がある。
わざと人を病気にしようと思っているわけでないなら、エアコンメーカーはドレンパンとドレンホースに最大限配慮するべき。
これはパナソニック製のエアコンのドレンパン
軽くキッチン泡ハイターを使用して拭き取った状態(完璧には取り除けていない)
掃除前はゴキブリの死骸が10匹程度入っていて、カビやよく分からない汚れがこびりついていた
ドレンホース先端には応急的に水切りネットを被せた
そしてダクトテープで少し床から浮かせている
ベランダの排水口にも水切りネットを被せてダクトテープで固定した
この処置を施してからはベランダでゴキブリはほとんど見なくなった
※参考にした動画