※ド素人による与太話程度のメモ
――全固体電池の実用化に向けては、電極と電解質をどう接合するかが難問といわれます。
全固体電池は実用化する上で、特に電極と電解質の境界面(界面)に問題が起きやすいと基礎研究者は言っている。
つまり、実際に製造する時に界面の品質にバラツキが出たり、長年使用することで界面が剥がれてきてしまうということらしい。(実際にはどういう意味で言っているのかは分からないため、想像でそう解釈しておきます)
リチウムイオンを界面で高速に動かす工夫に関してはいずれ解決しそうだが、界面の不安定さの解消がどうやら困難になっている。
その解消のためには基礎研究による素材の発見や工夫が必要だと工学の研究者は言っている。
製造装置でどうにかできることではないと主張しているらしい。
電解質が液体であれば接合には問題が出ないが、固体であるために完全に接合した上で安定させることが困難になるようだ。
界面をイオンを通す接着剤で固定・安定させたり、電極表面にジェル状の物質をコーティングするといった、ありきたりな発想で解消する問題なのかどうか。
どちらにしてもイオンを高速移動させる性質がなければならない。
木造建築で古くから使われている木組みの技術(蟻継ぎなど)も界面の問題解消に繋がる可能性はあるのかもしれない。(適当)