2020年9月6日に猪苗代湖で起きたクルーザー事故は、なぜか事故を起こした加害者を当日中に特定できているのに逮捕もされず、3か月以上も経過した今の時点で加害者が誰なのか不明であるかのようなニュース記事で溢れている。

以下は事故発生当時のニュース記事

 

 


 6日午前11時ごろ、福島県会津若松市の猪苗代湖の中田浜沖で、航行中のプレジャーボート(全長約12メートル)が遊泳客4人を巻き込んだ。会津若松署によると、この事故で千葉県野田市の豊田瑛大君(8)が死亡し、母親の舞子さん(35)と栃木県栃木市の中沢翔愛君(8)が重傷、瑛大君の兄(10)が軽傷を負った。
運輸安全委員会は船舶事故調査官3人を7日に現地に派遣することを決めた。
会津若松署によると、2家族で一緒に猪苗代湖を訪れ、うち4人がライフジャケットを着用して沖合で泳いでいたところ、ボートに巻き込まれた。事故当時ボートには10人が乗っていたといい、署は操縦していた男性らから事情を聴いている。
中田浜の湖水浴場は今年、新型コロナウイルス対策で開設されていなかった。
救助を手伝った50代男性は「母親と男の子1人は他のボートに救助されて岸までたどり着いた。男の子は足から多くの血を流し、大けがした様子だった」と話した。
ボート巻き込み男児死亡 3人重軽傷、猪苗代湖: 日本経済新聞 (nikkei.com)

 

 


また、NHKは現場付近のボートの映像も報道していたらしい。

(掲示板では右のボートが事故を起こしたとされている。5ちゃんねるより転載。しかし、一見すると右のボートには10人も乗れるように見えないし、警察の実況見分も一つのボートにだけやったわけではないはず。4人も巻き込んでバラバラにしているのだから、比較的大型のクルーザータイプだったのだろう。すぐそばに8人いることが確認できるが、すし詰め状態なら10人程度は乗れるのかもしれない。)

 

この事故は恐らく時間稼ぎをしてうやむやにしようとしているのだろう。飯塚幸三の時もそうだった。
ネット上では被害者側を誹謗中傷する書き込みが目立つが、それらの理屈は「被害者側がそういうところにいなければ事故は起きなかった」というものばかり。

しかし、一般常識でも法律上も、加害者側が気を付けていれば事故が起きなかったという理屈が普通だろう。クルマでも船でもそうだが、凶器になり得るものを操縦している側が最大限気を付けるべきだった。

被害者側を中傷することが通るのであれば、「~様のお通りだ。そこをどけ!轢かれたらそれはお前が悪い。」という態度が認められることになる。
被害者側は猪苗代湖に遊泳しに来ていたのではなく、水上バイクをしに来ていた。その順番待ちをするために水中でライフジャケットを着用して待機していた。(そういう場所ならウイルスに感染するおそれもないと思って子供を連れてきたのだろう) 

事故を起こしたプレジャーボートは徐行すべき現場を急発進し、猛スピードで通過していったのだから、過失致死傷ではあっても何の落ち度もなかったはずはない。(普通に道路をクルマで走行中に上から人が降ってきて前方に衝突したといった類の事故ではない) 

そして何より、事故発生直後に子供1人死亡、子供1人軽傷、母親両足切断の重傷、別の家族の子供1人重傷という巻き込みかたをしているのだから、スクリューに被害者が巻き込まれた時、明らかに一時的に不自然な減速があったはずであり、その時に気づかなかったはずはない

つまり、これは単なる事故ではなく、自覚していながらそのまま現場から逃走している「轢き逃げ事件」ということになる。(その時にスクリューの回転数が下がっていないはずはない) 

人が引っかかってスクリューが止まった可能性もある。

その時、船を止めずにむしろ回転数を上げたことで子供1人がバラバラになり、多人数を巻き込むほどのパワーが出てしまったのかもしれない。
ネット上ではいつものように全く無関係の朝鮮人や中国人などを引き合いに出して注意をそらそうとする書き込みまである。