COVID-19のワクチンと治療薬を待っていると楽観的に見ても最低でも1年程度は掛かるのだから、この問題が今から1年も続けば体力のない国や企業は大半が潰れることになります。

つまり、ワクチンと治療薬の開発成功をただ待つだけでは間に合わなくなってしまう。

違ったアプローチの仕方も同時進行しなければ仮に1年後にワクチン等が開発されていても悲惨な状況であることに変わりはないでしょう。

戦略で言うところの別動隊のようなものも用意するべきだと思います。

正攻法すぎるやり方では負ける戦いだということです。

初めから長期戦を想定しているようでは間違っている。


個人的には、COVID-19は恐らく感染のごく初期の段階であればヨウ素や次亜塩素酸水などで防ぐことができると思っています。

このウイルスは体内に侵入するとレセプターと結びつき、ある程度の時間が経過してから深部に入り込むようです。

その深部に入り込むまでの表面に付着している段階であればヨウ素や次亜塩素酸水などで大体は殺せるのかもしれません。

この方法は鼻や喉といった上気道にのみ有効だと思われます。

普段からそのような消毒液で鼻や喉を消毒していれば感染拡大をある程度は止めることができるように思えます。

(それらの消毒液が入手できなければ水道水でも同じことをしていれば恐らく近い効果がある。水道水には塩素が含まれているため、それなりに長く鼻や喉を水道水につけておけば消毒作用はある。そもそも、うがい薬はあまり多用すると粘膜にダメージがあり、逆効果になる恐れがある。)

「症状が軽い場合は、番茶のようにタンニンを多く含む渋めのお茶をさまして塩をひとつまみ加えたものでも同様の効果がある」とも言われています。

 

また、免疫力を高めておくことも重要。

ガム、飴、タブレットなどで喉を乾かないようにしておくことも必要。

恐らくうがいよりも鼻の消毒の方が重要度は高い。

紙類が入手しづらくなっているため、綿棒で鼻の中をこすって消毒すればいい。

鼻と口の辺りを手で触らない、手を頻繁に洗う、といった基本的なことを守っているかどうかも当然重要。

つまり、通常の風邪対策と同じことをタイミングを逃さずに行っていればそれほど大きい問題ではなくなるように思えます。

 

日本やシンガポールなどの潔癖症の国でCOVID-19の感染者が比較的少ない理由も、普段からそのような風邪対策が習慣化しているためなのかもしれません。

日本の場合、人と人との間にある程度の距離を保つという意識が元々あり、普段からあまりベタベタしていないことも結果的に濃厚接触しづらい環境になっていて、それが感染症予防に効果があるというのもあるのかもしれません。

実際にはどの程度のスピードで深部にまで入り込むのかは不明ですが、ある程度の時間を要し、まず上気道から感染するというのであればそれがCOVID-19の弱点になります。

これで時間を稼ぎつつ本隊であるワクチンや治療薬を待つのが現段階では唯一の解決策だと言えるのではないでしょうか。

 

「通常の風邪対策なんてどこの国でも全員やってるよ!」と本当に言えるのかどうか。

そういった当たり前のことをせずにいるのであれば、医療や研究者などにばかり頼っていても解決するわけはないと思います。

全員が当たり前の対策を講じていれば、企業や消費者などはむしろ普段と変わらない活動をしていくべきでしょう。

そうしなければ余計なダメージを被ることになってしまう。

ただし、一部の感染しやすい業種に関しては、やはり営業を慎重に考えなければならないのでしょう。
(祭りなどのイベント会場で感染爆発する例があるのだから、人が多く集まる場所も規制されなければならない)

 

https://style.nikkei.com/article/DGXDZO48494920W2A111C1W13001/

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/04/--1_2.php

https://www.kobayashi.co.jp/corporate/news/2018/180703_01/index.html

https://www.isodine.jp/about/#what-is-pvpi