これをパニックではなく合理的な行動だとか主張する海外の学者まで現れてそれをネット上で一々紹介しているサイトもなぜか複数あったので、独り言メモをここに載せてみます。

 

 

トイレットペーパーに関しては今後、供給されなくなるわけではないのだから、たった一日で国中からトイレットペーパー、ティッシュペーパー、キッチンペーパー、おむつ等が全て棚から消えるというのはどう考えても合理的などではないし正常なはずもない。

これから供給されなくなるという見通しがあるなら別だが、全くそうではないのだからそれに備えようとするのは狂っているはず。

なくなりもしない物を確保してそれに備えることが一体どこが合理的なんだということになる。

単にネットやテレビで煽られて不安に駆られた結果、必要以上に確保したりカネ儲けのために転売している輩が出てきているだけのこと。

普通の人間であれば冷静になるように呼び掛けたり自制心が試されたりする場面のはず。

「買い占めは合理的な行動なので気にせずどんどん買いましょう」などという奴がまともな人間とは思えない。

今回の騒動は「マスクと同じ原料。買っといて損はない」だとか「中国から原材料を輸入できなくなる」といったデマが発端になっているのだし、最初はそれに騙されて買い占めが起きている。

それは元々、香港で始まったことだったのだから模倣犯の仕業ということになる。

そして、それをデマと分かっていようがいまいが、今は周りの人間が買っていて店からどんどん消えていくという事態に直面し、手に入らなくなるという不安に駆られて、周りにつられるような形で仕方なく買わされているような状態になっている。

トイレットペーパーが今までよりも必要になったわけでもないし、供給されなくなるわけでもないのだが、現に店から消えていってしまっている場面や話を目の当たりにしていることでパニックを起こしている。

こういうことをしても本当に今必要としている人に行き渡らなくなってしまうのだから、社会的に見れば迷惑行為にもなる。

それで困る人が出てくれば犯罪を誘発したり助長したりすることにも繋がる。

 

これは、なくなると困る物をターゲットにし、最終的にテレビ局が火をつけて人を扇動しているに過ぎない

パニックを起こしたのはテレビを見ている層に多い。

 

マスクは中国の工場でつくられている分が多いからすぐに供給不足を解消することはできないが、トイレットペーパーなどは大半が国内工場で製造されているのだから一時的に販売店で品切れを起こしても供給不足になどならない。

 

https://gigazine.net/news/20200227-prepare-crisis-panic-buying-rational/

http://karapaia.com/archives/52288334.html

 

 

パニックの意味

  1. 恐慌 (きょうこう)  おそれあわてること。

  1. 災害など、思いがけない事態に直面した際に群衆が引き起こす混乱状態。「事故直後、乗客がパニックにおちいる」

https://dictionary.goo.ne.jp/word/パニック/

 

 

※追記

ここまで酷いパニックは当然、通常であれば起きない。

これは新型コロナウイルスの問題が絡んでいるからメディア(特にテレビ)が煽るといとも簡単に不安心理が爆発してしまう。

報道している側に煽っているつもりがなくても結果はこの通りだということ。

今のテレビ局にはそういう自覚や責任感がまるでない。

余計なこと(みんなが買っていて供給不足になっているといった類)を報じなければたった一日でこうはならなかった。