※1年程前に書いた与太話程度のメモ

 

恐らく温暖化はこれから数十年間進行するということはない。どこかのタイミングで必ず寒冷化する。

大規模噴火や太陽の活動などの方が人間が地球に及ぼしてきた影響よりも遥かに大きい。

海洋生物などが数を減らしていっている原因は温暖化よりも乱獲の方にある。

現に福島の原発事故を受けてしばらく控えていた漁業が再開されると、そのエリアでは大漁になっている。このエリアだけ温暖化の影響を受けていないということはないはず。

 

二酸化炭素の濃度と温暖化との相関関係を示すチャートにも胡散臭さがある。現実的にはそんなに単純ではないはず。

物理学者などは大気中の二酸化炭素のような温室効果ガスだけが地球温暖化に影響しているかのように誤解させる話をしていることがよくある。

地球の乾燥大気中の二酸化炭素濃度は体積比で0.032%だが、そんなものなんかよりも「炭素14生成量の変遷から描かれる過去の太陽活動(wikipedia)」を見た方が信憑性がある。

それに描かれるチャートを見ると、14世紀後半から18世紀前半にかけて、それ以前につけた底を3回ブレイクアウトする形で下落が続き、20世紀が始まると同時に直近の天井をブレイクアウトして強い上昇に転じている。

18世紀前半に底打ちし、21世紀にかけて上昇トレンドを描いている。

この14世紀後半から18世紀前半にかけての時期が小氷期の時期とほぼ一致している。

そして10世紀から13世紀後半にかけての高い水準で安定していた時期が中世の温暖期とやはり一致している。

この炭素14の生成量から見る太陽活動と気温変化に因果関係があるとしたら、もし寒冷化するとしても早くても後100年~200年ぐらいは先のことになるらしい。

(チャートで分析する者を「チャーチスト」と呼び、バカにしている者がいるが、チャートは事実である点を繋げて線にしたものでしかないのだから、チャート自体が間違っているわけではないし、明らかに上昇と下落の強さについては根拠として間違いない。)

しかし、wikipediaに載っている炭素14のデータは1100年間程度の期間に過ぎず、地球の歴史としてはデータが少なすぎる。

5000年~1万年ぐらいのデータで見てどうたったのかが分からなければ、仮に因果関係があるとしても安易に測るべきではない。

昔の最低値と最高値というのはチャートで分析する場合、どうしても必要になる。

25100万年前のペルム紀末に大規模噴火によって発生した極端な規模の大量の二酸化炭素が地球を温暖化させ、メタンハイドレートを溶かして大気中に放出され、気温が爆発的に上昇したことでほとんどの生物が全滅したことがあったが(メタンと酸素が化学反応を起こして酸素濃度が著しく低下したことも一因)、地球上に生物が誕生してからの気温の最高値はその時だったはず。

地球が全球凍結した時代が222000年前だったが、その時が最低値になる。

しかし数十億年ぐらいの期間で見てしまうと出来事のスケールが違いすぎるため、役に立たない。5000年~1万年程度が丁度いい。

 

観測場所や観測方法などによっても温度は変化するため、公表されているデータをそのまま鵜呑みにはしない方がいい。数字だけ見ているとそれが分からなくなる。

群馬県館林市のように以前は毎年のように最高気温観測地として名前が挙がっていた場所が観測システムを移設してから急に温度が下がったというケースもある。

アスファルト舗装などが隣接する場所で観測していると実際よりも高い温度が記録されるということがこの件で分かった。

相変わらず冬になると寒いが、本当に温暖化しているのであれば暖冬でなければおかしい。冬の平均気温が上昇していっているというデータは恐らくない。都心部だけで見れば確かに緩やかに上昇しているが、観測地点を絞らずにあらゆる場所のデータを見ると、全体として上昇しているようには見えない。

気象庁の観測データを見てみると、一部で騒がれているほど温暖化はしていないように思える。(https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php

地球が温暖化しているというよりはコンクリートやアスファルトが増えた分、観測データに影響しているのではないかと思える。

例えばサハラ砂漠などで温暖化しているのかどうかは知らないが、恐らく上昇していないだろう。

 

地球の気温の変化に最も大きく影響しているのは言うまでも無く太陽であり、夏と冬は公転によるものだし、昼と夜は自転によるもの。それだけのことでどれだけ気温差が出ているのかということになる。

当然、太陽の活動が弱まればまた地球は凍結する。

※追記

(季節があるのは自転軸が約23.4°傾いている状態で公転しているため。その状態で公転することで、「北極側が太陽を向く時期=北半球の夏=南半球の冬」 になる。地球は極端な楕円軌道ではないため太陽に近づいた時に夏になるわけではない。)
暦Wiki/季節/季節はなぜ変化するのか? - 国立天文台暦計算室 (nao.ac.jp)

 

破局的な噴火が起きれば今までに人間が排出してきた二酸化炭素など大した量ではないし、工場や採掘現場や自動車などから出ている二酸化炭素は恐らく温暖化に影響する量ではない。

あまりに排気ガスを出し過ぎると人が呼吸できなくなってしまうため、ある程度排出すると勝手に人間の方から排出しなくなってくる。

(小氷期の時代、噴火によって気温が下がったという話もあり、火山灰が地球全体を覆って日光を遮り、火山ガスに含まれるSO2が成層圏に達した時に硫酸の粒子になって太陽光を反射するといわれている。そのため、噴火が寒冷化を引き起こすのかペルム紀のように温暖化させるのかはよく分からない。スケールが違った噴火の場合は温暖化させるのかもしれないが、少なくとも小氷期の時代には確かにそれなりに大規模な噴火をしていたのは事実だし、その頃に温暖化していないどころか寒冷化していたのも事実。ペルム紀の頃にメタンハイドレートが溶けた理由は二酸化炭素濃度の上昇による温暖化ではなく、単に地熱によるものかもしれない。常識的に言っても地球全体が灰で覆われているのに温暖化するとはやはり思えない。)

 

反捕鯨活動をしている暇な金持ちがいるが、鯨も自然現象などの影響で100頭ぐらい海岸に打ち上げられて勝手に死んでいることがよくある。

どこかの国が12頭捕まえたからといって騒いているのも偽善だしバカバカしい。そんなにカネと時間を持て余していてチャリティーに興味があるなら自分の国で起きている問題に対処していればいい。

 

人間のしていることなど大したことではないし、自然現象の方がそれとは比較にならないぐらい影響力がある。

二酸化炭素もまた、食品添加物のような集団催眠商法、集団ヒステリー商法のような悪者としての利用のされ方をしているらしい。

電力会社から献金を貰っている政治家や電気自動車会社のCEOや役に立たない物理学者などの先生方が自分の利害関係からいい加減なことを言っているのだろう。