人間も物も大きい欠点があると価値が著しく低くなる。
重宝される人材や物は、いつも欠点がないというものだった。
大きい特徴や長所よりも大きい欠点がない存在の方が重要になる。
それをどうにかするのが医者のはずなのに、現実の医者はそのほとんどがそれができていない。
多くの場合、ただ薬を貰うために医者を通す必要があるという理由で無駄に病院・クリニックに通うことになり、結果として無駄に莫大な医療費が掛かるという仕組みが出来上がってしまっている。
しかも堕落した政治家と医療業界が癒着しているために絶対にその仕組みが変わるということもない。
それ以前に製薬会社と医者が癒着している。
手術にしても下手くそな奴の方が圧倒的に多い。
医師免許には更新がないため、古い知識のまま診察している医者も多い。そもそも、医師免許を持っていれば誰でも同じ医者ですということになってしまう制度が異常としか言いようがない。医者によって極端に質が違う。
大きい欠陥を抱えた人間を治すのが医者の仕事。
小さい欠陥であれば問題にはされないし自分でどうにかできるのだから、大きい問題を解決できない医者はいなくていい。
内科医には「自分には治せないから精神科に行って薬漬けにされろ」という奴が多いが、そういうところに回されて治った者は恐らく一人もいないだろう。
様々な不可解な身体の症状を訴える者に対し、「自律神経失調症」などという病気でもないのに病名であるかのような名称で医者が診断し、結局何なのか分からないから心療内科コースというパターンが多い。
心療内科(精神科)は今、客でごった返しているが、自律神経失調症ですと言われた人は心療内科(精神科)には行かない方がいい。
どうせ行っても治らないし、変な薬(抗うつ剤など)を処方してくるだけで、真面目に変な薬を飲んでもかえって悪くなる。カネもかかる。
ではどうすればいいのかというと、何もしない方がいい。いろいろ考えすぎることでもっと悪くなる。
強いて言えば音楽を聴いたり、思ったことを文章にしたり、ネットでいろいろ検索をかけて記事を読んだりしていると、いい結果になるようでもある。
どの業界でもそうだが、優秀な者に仕事が集中し過ぎることで優秀な者は早く消耗されてしまい、駄目な者には仕事が回ってこないから暇になるが、制度にぶら下がっているタイプの職業の場合はそういう奴の方が生き残りやすくなる。
人気のあるところはもっと人気になり、駄目なところはもっと駄目になる。通常であれば駄目なところは滅ぶはずだが、現代社会は腐った制度のおかげで逆の現象が起きやすくなっている。
日本では貢献度で人を評価するのではなく、立場で人を評価している。
白衣を着て医療機関に所属さえしていればヤブ医者も名医も社会的にはほとんど同じ扱いを受けているし、スーツや作業服などを着て役所にいればどうでもいい制度の細かい部分を定期的に変更しては無駄な事務処理の仕事を自分達で創出している。
医者は患者を治しても治さなくても同じ報酬と地位を確保し、多くの公務員は本当は暇だから無意味な事務処理をしている。
そして日本ではそれらの職業の者達が最も「人として」信頼性の高い仕事に従事しているということになっている。
要はそういう世界で「働いている」方々には成績というものがないからそういう嘘と堕落が蔓延る。
むしろ「医者なんて治してなんぼ」だとか「公務員でもちゃんと人の役に立ちたい」などと言っている者がいれば潰される社会になっているらしい。