今は大手や大手の下請けでなければ仕事が得られないという世の中ではないのだから、どこかの組織に入るとか、雇ってもらうという態度にならずに自分達で小規模な事業をやっていくというあり方にシフトしていった方がいいと思う。起業は失敗する、リスクが高いと思われがちだけど、リスクの無いやり方だっていくらでもあるはず。確実に需要があり、競合同士で潰し合うようなことにならないことであれば仕事は得られる。その際、報酬の相場も知っていなければビジネスにならないけど、一般的な金額よりもある程度低く設定しておけば仕事の依頼は見込める。
例えば、2019年、アメリカのシアトル州は異例の大寒波と大雪に見舞われ、除雪しなければ身動きが取れない事態に陥りましたが、隣りのアイダホ州に住む18歳の少年が除雪車をシアトルに持ち込んでみてはどうかというアイディアからネット上の掲示板に仕事を引き受ける投稿をしたところ、仕事の依頼が殺到し、4日間で400万円稼いだという例もあります。除雪車といっても業務用の本格的な物ではなく、ピックアップトラックにスノープラウと呼ばれる除雪装置を取り付けた形でやっている。料金は1時間で500ドル~750ドルに設定していた。
https://www.cnn.co.jp/fringe/35133026.html
「独立はリスク」という発想は思い込みでしかない。AI化、自動化の社会に適応するにも、組織依存型の働き方から脱するしかない。ただし、依頼が少ない場合は一人で済むし、殺到してしまった場合は一人ではできないのだからその時は人手が要ることにもなる。その柔軟性をどうにかして確保しなければ安定的に稼ぐことはできなくなる。一般的にビジネスをやる場合はそれが大きい問題になるようですが、AIやロボットなどでむしろその問題が個人事業主などでも解決しやすくなるのかもしれない。