母と一緒に兄のお墓参りをしてきました。
 
 
幼稚園生と小学生の2人の子供を遺して、41歳の若さでこの世を去りました。
幼かった子供達は立派な大学生と中学生になりました。
 
 
 
 
 
入院中は、今は苦しいけど、それを乗り越えればまた家に帰って家族と生活できると思って病院で頑張っていました。
 
 
奥さんや子供がお見舞いに来ると気丈に振る舞って、よく話したり時には立ったりしていたけど、みんなが帰るとその反動でグッタリだったようです。
 
 
両親の前では、「親よりも早く死んじゃったら親不孝だよなー」なんて弱気になる事もあったみたい。
 
 
 
 
 
本人が余命を知っていたら、希望を失ってもっと早くにこの世を去っていたかもしれません。
 
 
病室で勉強をしていたり、想定より長引く入院に「休職願いを延長しなきゃいけないな」って、職場復帰にも意欲的でした。
 
 
兄はまさか自分が死ぬとは思っていないから、退院後に使う予定でネット購入したアウトドア商品が、亡くなったあとに届いたり、先の予定を立てていてずっと希望を捨てずにいました。
 
前向きな気持ちから、余命より半年以上も長く生きてくれて、当時主治医も驚いていました。
 
 
 
兄は生きたかったのに生きられなかった。
 
病気を「これも運命だ」と言って受け止め、今できることを必死に頑張って生きていた兄を想うと今でもまだ涙が出ます。
 
 
 
余命は知りたいか知りたくないか。
 
メンタルが弱い私は絶望しちゃいそうで知りたくない気持ちもあります。
だけど、色々と整理しておきたい事もある。言葉にして色々と感謝を伝えたい事もあります。それは事前にできると言えばできますが。
 
 
あらかじめそういうのを家族で話し合うべきかな?
葬儀は最少人数の家族葬でお願いね、とは言っています。