私が小学生の頃は土曜日も3時間目まで授業があって
友達とお昼食べて遊ぶ約束したり
女の60分を見ながらじーちゃんばーちゃんとそうめん食べたり
学校終わってから半日も残ってることが嬉しかった。


そんなわくわく感まんさいの土曜の学校帰り。
校門を出たところに時々ポン菓子を売ってる夫婦がいた。
5cm角くらいの紙にポン菓子の量ごとの値段が書いてあって
それをおっさんが家路に急ぐ子供たちに渡していた。

私はあまり買ったことはなかったけど
おっさんが機械で「ボンッ」といわせて米をポン菓子にするときは見ててわくわくした。


ある日近所のかなちゃんの家に行くとでっかい黒のゴミ袋があった。
かなちゃんと弟はおもむろにゴミ袋を開け手をつっこみむしゃむしゃ食べ始めた。
なんだなんだと思ったらポン菓子だった。
ゴミ袋いっぱいのポン菓子。
私にもすすめられたがなんとなく食べられなかった。

しばらくしてかなちゃんのお母さんは出て行った。
20歳になる前にかなちゃんは妊娠して家を出た。


元気してるだろうか。
なんだこの話。