すまじきものは宮仕えなり、とはよく言ったもので。
中間管理職になって、とみにこの意味合いを感じる今日この頃。
ある施策を世界各国にある現地法人を通じてグローバルに行いたい場合、意思決定は以下のようにしていく。
①自部署での合意形成
まず、自分で施策を起案し、上司に叩いてもらい整える。
そして、事業部長に説明をして、意見をもらってそれを取り入れてFix。
自分の部署内で合意を取り付けるプロセスは簡単にいうと上記のような感じなのだが、色々な質問に備えて、そんなこと考えなくても いいだろーってところまで準備する。
②法人への落とし込み、合意形成
その上で、それを本社施策として、現地法人へ落とし込みをかけていく。
ただし、現地法人の社長や取締役たちは、言いたがりの輩も多く、その多くは「確かに、そういう見方もあるな」と示唆に富む内容もあるが、それはお前らのわがままだろ、という時も往々にしてある。
そうして、合意形成を図っていく。
最近わが事業部のトップが交代し、新しい事業部長になった。こういう時が危ない。
前任の事業部長には合意を得ていたものが、新しい事業部長になって、
「その施策はもうちょっと考え直した方がいいんじゃない?」
前任否定、キターーーーーー!
今までの時間を返せ、コラ。これがから、レイヤーが多い大企業はイヤ🤮
こういうことを繰り返してサラリーマンは、サラリーマンらしくなっていく。
こんな時、やるせなくて、同僚と「今日こんなことがあってさ、やってらんねーよ」と吐露する。
赤提灯で愚痴を言い合える仲間がいる。
こんな時、宮仕えも悪くないものだと思うのである。