お久しぶりです。
ブログを書こうと思いつつも、そんな時間があるなら
ちびまる子ちゃん100話無料配信を見なきゃ!
と思ってなかなか書けずにいました。
https://www.chibimaru.tv/news/entry/2020/006428.html
昨年の夏頃からちびまる子ちゃんの公式動画が配信されるたびに見ていたので
この期間はそれ以前に公開されていたものを見ていました。
前に書いた「野口さん推しになった話」でも
子供の頃に見ていたときは野口さんにあまり良いイメージを持っていなかった
というようなことを書いていたのですが、
やっぱり野口さんが出だした頃は結構「性格悪いな〜w」と思わせるような言動をしていますね笑
まあ野口さんの兄貴は分かりやすい嫌われ者キャラですが
あの兄貴の妹に生まれながら性格の悪い負のエネルギーを
ちゃんと「笑い」というかたちに昇華させているんだから大したもんですよね。
そんなエンタテイメント性があればこそ人気キャラランキングでも5位になるわけでしょう。
無料配信されていた中では「お笑い! うそつき合戦」の巻で
特にそのエンタテイメント性が発揮されていたように思います。
この話ではエイプリルフールの日に3対3の2チームに分かれて
どちらがより多くの人を騙せるか競争しよう、と野口さんが提案するのですが、
そんな「人を欺いてでも面白いことに遭遇したい」という笑いに対する野心が
野口さんにはあるように思います。
その野心が満たされるためには誰かから性格が悪いと思われようが構わない、
くらいに思っていそうなところが清々しくもあり
今の自分にとっては野口さんの魅力として感じられるのです。
(実際に野口さんを「性格悪い」と言っているのはyoutubeのコメント欄の話で
アニメの登場人物からはあまりそのように思われてなさそうなところがまた面白いんですけど)
「藤木のひきょうを直す会」の巻では、自分の卑怯が親譲りであることに悩む藤木に対して
野口さんがこんなことを言います。
「あ〜あ、私なんて先祖代々暗いお笑い好きなんだ。でも、直らなくていいや。
暗いお笑い好きは明るい人よりも奥が深いよ。発散しないから。
短所のように見えても、実は長所になってることもあるよ。クックック...」
この言葉を聞いて、まる子と一緒に藤木のひきょうを直す会を組んでいた
永沢、小杉、山根、そして藤木が自分達の短所を長所として捉えられるようになる、という場面があります。
このセリフからも分かるように、野口さんは自分の短所に自覚的なんですね。
自分が暗い性格で外に発散させることができずに負のエネルギーを溜め込んでることを自覚した上で
それを「笑い」というかたちに変えて外に出そうとしているわけです。
これはなかなか成熟した考えだと思います。
私は小学3年生の野口さんしか知りませんが、
ひょっとしたら過去にはこんな暗い性格をコンプレックスに思っていたのではないでしょうか。
それが3年になって同じお笑い好きのまる子と出会ったことで
やっと長所とさせることができたのかもしれません。
これは単なる憶測に過ぎないのですが
そんな風に考えさせる“奥深さ”を私は野口さんから感じ取りました。
少々飛躍した考えにはなりましたが、とにかく
自分の短所を長所としてポジティブに捉え直すことができるというのは
大人になっても生きていく上で大事なことだと思います。
そんな考え方ができる野口さんに感心するとともに、
独特な笑いのセンスで今日の人気を博している姿を見ると
とても元気をもらえるのです。