「大丈夫。あなたが必要な人だってこと
 私が証明してあげる。」

そう言って窓の外を見つめる
彼女の横顔が外の景色と溶け合って
一枚の絵画の様になった。

その瞬間を
きっと僕は忘れられない。

それは彼女との永遠を
手に入れた瞬間みたいで
その完璧な絵画を強く心に刻む。


どこに行くにも
何をするにも同じ空間にいて。

いつでも彼女が
僕の視界にいてくれたらな。

そうしたら。

僕の心の中の完璧な絵画は
もう要らない。

彼女の身体も声も心も
僕のそばで永遠になってくれるから。

溢れてくる感情を
感じないように。

完璧な絵画の様な彼女を
見ないようにしてきたのに。


いともあっさりと僕は
彼女を好きになってしまった。