数は少ないけれど、
昆虫や無脊椎動物の中には、毒を持つものがいる。
※日本産蛾類は約6000種だが、
毒をもつのは10種前後。
その毒成分を調べてみると……。
医学上、大切な物質が多くて驚かされる
「毒と薬は紙一重」の一例かな。。。
【ドクガ類】
●プロテアーゼ
たんぱく質分解酵素。消化酵素などの親戚。
●エステラーゼ
エステルを酸とアルコールに分解。
●ヒスタミン
分子式C5H9N3の活性アミン。
無色固体。
血圧降下、血管透過性亢進、
平滑筋収縮、血管拡張、
腺分泌促進などの薬理作用。
神経伝達物質でもあり、覚醒・記憶などに関係。
●カリクレイン
血圧降下に関するタンパク質分解酵素。
●ホスホリパーゼA2
【イラガ】
●ヒスタミン
●2種の蛋白性発痛物質
【ムカデ】
●セロトニン
小腸の粘膜、脳内などに存在。
脳内では、安らかな気分を作る。
不足した状態が不眠症、冷え性、
偏頭痛、うつ病、更年期障害など。
●ヒスタミン
【ハチ】
●ヒスタミン
●セロトニン
●アセチルコリン
神経伝達物質として重要。
記憶と関連が深く、
不足すればアルツハイマーになると言われる。
●アパミン
フェノチアジン系抗精神病薬。
統合失調症や認知症の薬。
副作用として、吐き気・めまい・発汗など。
●メリチン
細菌などが体内に入ったときに、
その細胞膜に穴をあけ、細菌の細胞を壊す。
感染症防止、細菌分解など。
●カイニン
回虫駆除剤。
大脳皮質や海馬の神経細胞の選択的変性脱落。
●カイネイン
●ホスホリパーゼ
●ヒアルウロニダーゼ
ヒアルロン酸を分解する酵素。
精子が卵に到達した時に先体から放出、透明帯を消化。
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