ピザ屋の彼女になってみたい~⑤~ | S4♡+~ヤスくんが好き。嵐は甲乙つけがたい。オカダも好き。茂もーー。。。~

S4♡+~ヤスくんが好き。嵐は甲乙つけがたい。オカダも好き。茂もーー。。。~

ジャニーズの魅力にどはまり。好きなひとが増える一方です。

ピザフィクションです。




ガチャ・・・

ドア

ドアを開けると、

そこには、少しはにかんだ顔の彼の姿が。


「ごめん、いきなり押しかけて」

「あ、いえ・・・」

「ななちぃさんの声だ!って思ったら、もう、いてもたってもいられなくなって」

恥ずかしそうにポリポリと口元を掻く彼。

まぶしい。


「だから、エプロンのままで?」

モニターを見たときから感じていた疑問を口に出してみた。

「あっ!!うわぁっ!!」

想定外に大きなリアクションの彼。

まぶしい。


「うわっほー、俺エプロンじゃん」

足をバタバタさせている彼。

まぶしい。


「恥ずかしー」

手で顔を覆う彼。

まぶしい。


さっきから、玄関のドアを開けたまま話していた。

虫が入るかもしれないし、

ううん、虫はどうでもよくて、

まぶしい彼は、果たして太陽光がなくてもまぶしいのか、試してみたい と思うから、

ううん、それも言い訳で、

ただまぶしい彼を部屋にあげたいと思うから、

だから、

「あ、ごめんなさい、玄関先で。中にどうぞ・・・」

そう声をかけた。


「いや、ここでいいよ」

「でも・・・」

「すぐ帰るから。最初から、顔だけ見たら帰るつもりだったんだ」

「そうなんですか・・・」

「そんな悲しそうにされたら、期待しちゃうなぁ」

「・・・」

「ねぇ、ななちぃさん。今度はゆっくり会ってくれる?」

「・・・」

「今日は、まだオカダピザの店員だけど、」

「次は、ひとりの男として、」

「俺と会ってほしい」

彼の瞳は真っ直ぐだった。

次じゃなくて、今すぐ、その瞳に吸い込まれたい。

そんな衝動を抑え込んで返事をした。

「・・・はい」


「ありがとう。じゃあ、これ」



彼は、エプロンをぱさっと脱いで、

わたしの手に持たせると、

「次、会うときまでななちぃさんが持ってて」

にっこり笑った。


まぶしい。

まぶしい。

まぶしい。


胸が苦しい。


「次は俺から電話するね」


まぶしすぎる彼は、

そう言って、爽やかに去って行った。