#香田メイ卒業まで
6日🌟


私は、OS☆Uに加入してから、いくつかのグループに所属した。

その中でひとつ、発表することなく話がなくなってしまったグループがあった。
当時は、modeM
そう呼ばれていた。

OS☆Uメンバーの中で
そのグループのために作られた課題曲を歌った。


私はそこで
少年の詩という曲に出会った。
なんだか分からないけれど、好きだなと思った。
一聞き惚れ、だったと思う。

オーディションで、
歌い出しと落ちサビの歌割りを貰った。


当時、歌割りが貰えるだけでも珍しかった私にとって、それは奇跡だった。


そのグループに選ばれたことを私はとってもワクワクしていた。

でもそのグループの話は無くなり、何もかもが白紙になった。
あの曲はもう歌えないんだ。そう諦めた。


それからも、世には放たれていない録音した音源を聞いては、歌って。
ただその曲と向き合っては、切なくなることを繰り返していた。
もう歌えないならやめようかと考えるくらい、その曲に対する執着はすごくて。


どうしても歌いたかった。


色んな人にお願いした。
でも1度なくなったものを復活させるのはとても難しかった。

そんな時、ミーティングが開かれた。
そこに配られた紙には、

創世記少女-Genesis Girl-
香田メイ、松本莉恋

すぐに分かった。
あの歌が歌えるんだ。
そう思ったら泣きそうで、願えば叶うのだと思った。これに賭けよう。本気でそう思った。

2019年10月にデビューして
そこから、何度かワンマンをしていたり、
毎日のように対バンライブをした。


あの頃は、応援しに来てくれる人がなかなか増えずに悔しくて、歌が上手い訳でもないから、どうすればいいか分からなかった。
りこちゃんとの距離感もまだ遠くて、難しかった。


でも段々ライブを重ねていくうちに、
りこと今日のライブ良かったよね、とか、今日歌うまかった、とかお互いを高めあえるようになっていって、
ライブ中に心が通じ合う様になっていった。
いつの間にか、辛いよりも楽しい!が勝っていった。


りことの感性は驚くほどに同じで、ライブに対する想いがここまで合う人もいないし、ライブで切磋琢磨できる幸せがそこにはあって、
音楽を通して私たちは本当の仲間になった。



だけれど、楽しい時間は長く続かなくて。
りこはOS☆Uを卒業することになった。

何度も、何度も、創世記少女-Genesis Girl-だけでも続けないか。
一緒に歌ってくれないか。

卒業してからも、何度も聞いた。

私は今でも未練タラタラで、未練がましくてごめんね。
でもやっぱり、りこと歌うのが大好きだから、どうしてもどうにか歌えないかって方法を探しちゃうんだ。

りこは言った。
いつかジェネガがおっきくなった時に、
こんなメンバーがいたんだよって、伝説にしてください。


冗談だったかもしれないけれど、私はその言葉を何年かけてでも叶えたいと本気で思ったんだよ。
そうやって、りこと築いた音楽も大切に抱きしめて進むの。


そして、その時期から東京という場所を考えるようになった。
大きくなるなら、このままじゃダメだ。という思いがどんどん増して行くのと共に、
このグループで挑戦してみたい、と思うようになった。

社長に話したら、快く
いいよ、
と言って下さり、私の挑戦が始まった。



すごい子がいるらしい。
そう聞いたのは、東京移動が決まり始めた時だった。
adoさんの新時代を歌い上げて、そこにいたオーディションの審査員全員、この子の声がすごいと。
私が声を聞く前に、加入が決定するほどで、私は期待していた。

名前はAnji。
Anjiの歌声を初めて聞いた時に、私は、絶対に一緒に音楽したい、そう思った。


信頼出来る友人が東京で挑戦したいと言うので、オーディションを紹介した。
それがNana。


AnjiとNanaと初めて会ったのは、
りことのラストワンマンライブ。


きっと、第1章のすぐ後だったから、プレッシャーを多く感じたと思う。
夢見ていた舞台が、自分たちのことを見に来てくれる人が少ない日ばかりで辛い日もあったと思うし、歌に悩んだ日もあっただろう。
わたしとりこが感じたように。

だけれど、2人とも負けずに戦ってくれたね。
無茶なことばかりやらせてしまって、ほんとにごめんね。
2人にはとっても感謝しています。



そして、
ダンスが上手いと紹介してもらったCinaが加入することになった。
栃木の子で地雷系…どんな子…?てなってたけれど、あってみて、めちゃくちゃいいこで。
ジェネガの中の爆発力になって欲しいって思った。伝わるかな、、



その後すぐにもう1人のメンバー候補として、
Yu-hiちゃんをオーディションしたのです。
私が先陣切って、この子いれたいです!と言って、仲間に入れさせてもらった。
舞台役者のような子だった。覇気があって、かっこよくて、ジェネガに似合うな。って思ったんだよね。私がとにかく声に惚れたんだと思う。


そして5人になって。
とにかく歌うのが楽になったんだよね。笑

みんな役割がそれぞれあってバランスが取れていて、あ、グループ感既に出てるな、って思ったんだよね。


東京に拠点を移すグループで、
名古屋よりもアイドルやアーティストの数が多い街だから、とにかく頑張らないとって焦って。
厳しいことも沢山言ったし、みんな涙流す日が多かった。
けれど、みんなでご飯食べたり、お菓子食べたりワイワイしてる日常がこんなにも早く訪れていることが嬉しくて、そのくらい5人は合っているのかななんて思って嬉しかった!

 
慣れなかったライブも、何度も重ねていく事に、
楽しい!!って口に出して言ってくれて、
ライブを好きだって思えるメンバーとライブが出来ることを幸せだなあと、感じた。



ダメダメな日だってあったし、最高な日もあった。それも全て、今のみんなを作る大切な時間。


そんな時間を過ごしてきたから、
2023年8月27日
素晴らしいライブができたんだ、そう確信しています。

Anjiは泣き虫だけど、強くなった。自分で泣いちゃダメだって抑えられるのはえらいよ。歌も沢山練習して、感情の出る歌声になった。
Nanaは歌いたい気持ちを堪えてラップを極めてくれた。ちゃんとラップが上手くなった。そしてみんなを正しい方に進めてくれた。
Cinaはお客さんとの架け橋になってくれた。1番お客さんの近いところまでいってライブに引き込んでくれた。沢山ライブに対する意見をくれた。
Yu-hiはライブでいなくてはならない存在。ずっとハモリで支えて、MCでサポートして。普通じゃ出来ないことをずっとしていてくれた。



みんながみんな違うものを用意して、ライブをつくって、ひとつのライブが完成する。
そんなグループ。



創世記少女-Genesis Girl-を応援してくれているジェネシストのみなさん、
今日は愛のこもった
行ってらっしゃい
ありがとうございました🥲

必ず、おっきいステージにたったよ!って。夢叶えたよ!って、最高の笑顔で帰ってきます。
でも苦しくて辛くてどうしよもない時はまたみんなの所に帰ってきてもいいかな。
そうしたらまだ回復して、頑張りに行くから!!



創世記少女-Genesis Girl-、もっともっと磨ける。まだ原石。
磨いて磨いて最高の一番星になろう。

五人四脚で。(すみません5人6脚ですね訂正ですwwwww)
そしてジェネシストの皆さんの応援と共に進んでいきます!!






あの日、私が少年の詩に出会ったあの日から始まっていた物語。
今こうして歌えていることが幸せです。


この歌を沢山の方と共有してきました。
色んな場面が蘇ってきます。
少しでも。ほんの少しでも、あなたの心の中で少年の詩が響いていたら。心震わせることが出来ていたら嬉しいです。
この歌を抱きしめて、私達も旅立ちます。



より多くの方に、創世記少女-Genesis Girl-の音楽を届けて、
より多くの方の心を動かせますように。













めっっっちゃ長くて失礼しました🫡


6days left🌟