　🐨コアラです。

　手術前、ダブルストーマとしてマーキングされた🐨。だが手術は膀胱を１／３削っただけ。

「ダブルストーマは回避出来たよ」

　膀胱は風船である。部分切除ではなく削除されたのである。当然膀胱は膨らまず押し出す力は強い。

お陰様で『物理的頻尿』、尿意を感じたら待ったなし。

「膀胱は泌尿器科なんだよね」

（執刀医に殺意を感じました）

　泌尿器科医は、

「ダブルストーマを回避した」

のかもしれない。泌尿器科医の中では全摘出より部分摘出の方が選択肢なのだろう。だが結果『物理的頻尿』になり睡眠不足で悩む事まで想定してはいない。いや総合病院の医師は疾患を治療する事が目的でその後の生活は二の次なのだ。

　🐨は不動産会社に勤務している。とは言ってもほぼセミリタイア、問題解決係的な立場である。

　夕方６時過ぎには帰宅して夕食を作り８時頃には睡魔に導かれてトイレに行ってから横になる。

　１時間半程度のサイクルでトイレに通い完全に目が覚めるのは１２時前後。トイレから帰って直ぐに寝れるのはまず２回程度、パウチが重ければ直ぐに排泄処置をしなければならない。パウチが満タンで寝返りでもして圧し潰したら大騒動である。

　なんだかんだとトイレに通いながら寝たり起きたりで５時過ぎに朝風呂に入り中３日でパウチ交換。

　　自宅でトイレに行くのは平均８回、昼間も数えたら１３〜１４回はトイレに行っている。これが膀胱を１／３削られた『物理的頻尿』の実情。

　クリニックで様々な膀胱の活動を緩やかにする薬剤を処方されても『物理的頻尿』には効果は気休めに過ぎない。

「水分補給の制限」

と言われ、スポドリ・紅茶等の利尿効果がある飲料は止め緑茶も控え血液濃度を下げる為に水を飲む。

　昨年夏の猛暑の中、熱中症予防にしていたのは水風呂に入り身体を冷やす事。

　昨年の残暑は厳しかった。

「もうええわい」

　水分補給の制限は止めた。

　トイレに行く夢、放尿する夢を見てトイレに行きトイレで寝落ち。目覚めた時の虚無感。生きている間は続くのである。　

ダブルストーマ回避の物理的頻尿の・・・その実情