🐨コアラです。



 『人工肛門造設手術』の際に『ストーマ後遺症』について説明を受けましたか?
 🐨は記憶にありません。
 手術前のインフォームドコンセントに関しても説明用紙を保存していますが、難解な術式の説明が記載されているだけです。
 正直、その時『がん告知』をされた為に覚えていません、
「教えてくれないのであれば調べるしかない。何しろ自分の身体の事❕」

 ストーマ周囲の創傷ケアは日頃のケアで防ぐ事が可能ではあるが、『ストーマ粘膜の浮腫』『壊死』『脱落』『ストーマ粘膜皮膚離開』『ストーマ静脈瘤』『偽上皮腫性』と言った『ストーマ後遺症』に関しては、どうしようもない。なったらなった時の事。後は運任せ。

 だが『ストーマ旁ヘルニア』や『ストーマ脱出』に関しては予防が出来るんです。
 『ストーマ旁ヘルニア』や『ストーマ脱出』は脱肛のようなもの。『人工肛門造設手術』の際に腸と腹筋を縫合しているわけで、縫合が緩み周囲に腸がずれると『ストーマ旁ヘルニア』であり腸壁が出てくると『ストーマ脱出』となるんです。

 予防として
① 重い物を持たない。
 腹に力を入れない事。
② 適度な運動、
 過度なトレーニングは控える。腹筋を過度に鍛えない。
③ 繊維質の多い野菜類は消化良くして食べる。
 便秘にならないようにする。
 普通であれば重力の関係から出るかもしれませんが、途中でいきなりコース変更されて臍の横に出口を作られているわけで、便秘はご法度なんです。

 『ストーマ旁ヘルニア』にはストーマベルトと言われますが・・・。🐨ストーマベルトをするとお腹が苦しいんです。ストーマベルトはパウチメーカーにより異なります。アルケア社のパウチはストーマベルト装着が前提で留め具が付いています。
「ストーマベルトは腹部を圧迫する」
という理由で勧めない医師も・・・。
 『ストーマ蒡ヘルニア用』の腹帯があります。
 要するにストーマ周囲だけを押さえるものがあれば良いわけで・・・。
 
 『ストーマ脱出』の際には安静に横になり深呼吸をして砂糖をかければ良いのだとか。

# 百福ももふく先生のユーチューブ、参考になります。
『ストーマ旁ヘルニア』や『ストーマ脱出』の場合には再手術の可能性は低く仮に再手術しても再発も高いのだとか。