おいじろう妻は、おいじろうが昨年5月末に退院してから、ちょこちょこと、写真を撮り続けてきました。色々な写真があるのですが、子どもたちと一緒に写っているおいじろうの表情が、とても柔らかく、温かく、凛々しいのが印象的で、改めて、おいじろうは子どもたちに支えられてこそ、『明るく前向きに、豊かに生きよう』と踏ん張れたんだなということを強く感じました。
おいじろうは、ホスピスに入院して、血液検査の結果、1月末まで命がもたないかもしれないと言われました。
厳しい現実でしたが、主治医から子どもたちにも正直に話した方がいいと言われ、主治医が子どもたちに、お父さんの現状を話してくれました。
お父さんが長くは生きられないことを知り、お兄ちゃんは大泣きをし、弟もそれを見て大泣きしました。お兄ちゃんはそこから数日、食べられず、眠れず、の日々でしたが、ある時、「お父さんに伝えたいこと」のメモを書き始めました。(写真に収めていました)
「そばにいて欲しいということ。お父さんの骨を散歩してあげたり、みんなで旅行したり、美味しいお店、温泉、そんなところに連れて行ってあげるよ、ということ。
お父さんは超最高だったということ。全て、お父さんの考え方も、優しさも、思い出も、温もりも、全部が優しくて良かった。ここまで、生身の体で育ててくれてありがとう。
必ず、お父さんの血を受け継ぐからね、ということ。ぼくたちも、死の世界にいつか行くからね。でも、頑張って、最後まで必ず生きるからね!
色んな思い出たくさんありがとう。」
病院に行き、お兄ちゃんがおいじろうの前で、涙を堪えながら言えたのは「死んでしまってもそばにいてね。」ということだけでした。でも、おいじろうが「必ずそばにいるよ。」と約束してくれたので、お兄ちゃんは「お父さんは絶対に約束を破らないから。安心したよ。」と、涙を拭きました。
おいじろうは、おいじろう妻と2人きりの時に、「こんなに甲斐性のない親父なのに、そんな風に言ってくれて幸せだよ。」と泣いていました。
また、おいじろうの大好きな映画スターウォーズの、エピソードⅥを、ベッドの上で改めて観た後には、「ダースベイダーは、息子のルークに『まさかダースベイダーが父親だったなんて!嘘だ!』と言われたけれど、最後に息子に救われた。俺は、『お父さんは最高だった』と言われて、息子に救われた。スターウォーズは最後まで教えてくれたよ。深いなあ…」と言って泣いていました。
お兄ちゃんも弟も、回復のプロセスは違うのですが、1ヶ月前とはずいぶん違ってきています。行きつ戻りだとは思いますが、おいじろう妻も焦らずに、子どもたちに寄り添っていきたいと思っています。
おいじろう妻も、ブログを書きながら涙が流れました。これも、回復のプロセスの1つかなと思っています。 つづく…