友人を泣かせたこと | 一条の光~ダブルストーマ(人工肛門・人口膀胱)と日常と

一条の光~ダブルストーマ(人工肛門・人口膀胱)と日常と

大腸がん治療のため骨盤内臓全摘術を受け、人工肛門と人口膀胱(ダブルストーマ)を持つことになった41男が、ストーマや日々のことをつづります。17年11月に局所再発が見つかり、現在そいつと向き合っています。

正直なところ、ブログの文章がうまくまとまりません。
もっと正確にいうと、何を書いたらいいか、分かりません。

前回は妻が概要を書いてくれたので、その部分については非常に助かりました。
それでもうまく書き出せないのは、今回の闘病で随分友人を泣かせたからだと思います。

一昨年の再発発覚と共に、他愛ない日常を記していたこのブログも闘病ブログへと変わっていきました。
赤裸々に病状を書き記したことで、痛みも苦しみも不安も、みなさんと共有することになってしまいました。

そのことに気づいたのは、腸に穴が開いて感染が酷くなったこの冬でした。
不安の共有で最初に苦しんだのは家族でした。
次に、親しい友人たちが、わたしが死んでしまうことも含めて、本気で心配し始めました。

友人を泣かせた、といっても本当に泣かせたわけではありません。
でも、少なくともわたしにはそのように感じられました。
だから、うまく書けなくなってしまいました。

このブログはそもそも、ダブルストーマになった人間が、どれほど豊かに生きられるかを発信したくて始めました。
病気のことがあり、からだが不自由であっても、豊かに生きなければ。
先行きへの不安があったとしても、それだからこそ、1日1日大切に生きねば。

勇気を振り絞って、初心に戻って綴れることから綴っていこうと思っています。