中華街と、前に進むという気持ち | 一条の光~ダブルストーマ(人工肛門・人口膀胱)と日常と

一条の光~ダブルストーマ(人工肛門・人口膀胱)と日常と

大腸がん治療のため骨盤内臓全摘術を受け、人工肛門と人口膀胱(ダブルストーマ)を持つことになった41男が、ストーマや日々のことをつづります。17年11月に局所再発が見つかり、現在そいつと向き合っています。



帰途につきました。
2時間ごとにトイレでガーゼの張り替え、昼時にロキソニン服用。
最後は足がガクガクしましたが終始楽しく中華街を回れました。

お店で使う茶器と工芸提灯を買うこともできました。
子どもたちにもお土産のおもちゃを買い、料理も美味しく頂けました。
それが当たり前でないと思うからこそ、楽しさもひとしおです。

最近、わたしの記事に、気持ちカテゴリーのものがないな、と気づきました。

どうなるか分からない、痛むのは嫌だし、不安もないわけではありませんが、以前のように死というものを意識して感情がアップダウンすることがあまりありません。起伏のある道を、穏やかに歩いている感じです。

その理由として、緩い足取りながら、お店のことを通じて一歩一歩前に進んでいるからだと最近感じます。

何をどれだけ頑張っても前に進める実感を持てなかった時期が長く、そこから抜け出したくて抜け出したくて、ようやくそれが実現しそうです。
働くということは人の活動の根源だと思います。お金を稼ぐということを目標にして周りのことを考えず突き進むという形ではなく、人の役に立ち、その仕事を認められた証としてお金を受け取るという形でなければ、自分自身も、周りも幸せになることができない。理想論と皮肉られればその通りかもしれませんが、わたしはそういう働き方をしたくて、ずっとそれを望んできて、今ようやくそれを実現できるかもしれないというところまできました。

治療が全体としてうまくいくかいかないかは、わたしのこの活動とは一切関係がありません。状態が良くなり病気を克服できればたくさんの時間をその仕事に充てられます。状態が悪く時間が短いとしても、その時間のある限りこの道を進み続ける。

病気はわたしの今には一切関係ない。寿命にも左右されない、自分の誇れる道を歩く。ただそれだけのことだったのだという思いに行き着きました。それで、たぶん落ち着いているのだと思います。

久しぶり熱い気持ちでいます。

痛いのだけはイヤですけど笑