イギリスで70年代に起こったギルフォードのパブ爆破事件とウーリッジのパブ爆破事件に関して、IRAの爆破犯に仕立てられた人たちを元にした映画。映画にはなっていないけど、

バーミンガムのパブ爆破事件の冤罪もある。70年代の事件なのに、弁護人が女性というのがよかった。

 海外の刑事事件の映画やドラマを観ると、日本のことを考えてだいたい憂鬱になるけど、今回も憂鬱になった。この事件ではテロに関する法律によって、特別に勾留が7日間認められてるけど、日本ではテロではない傷害事件なんかでもほぼ無条件で20日間で原則が10日間。この冤罪事件の有罪の決め手は強要した自白と検察による決定的な証拠隠し。70年代ではなく、現代の日本で現在進行形で起こってることと同じで憂鬱になった。映画が作られた後に行われたから、映画では描かれてないけど、この事件に関しては、トニー・ブレアが首相在任時に冤罪被害者に謝罪している。自発的にしたのではなく、被害者からの求めがあったからだけど、日本とは違うなと思った。日本人はすぐ謝るのが良くないとよく言われているけど、謝らないと顧客が減る企業の不祥事なんかは別にして、特に政治では肝心なことでは謝らないか、謝罪風のことしか言わない。遺憾の意は謝罪とは言い難い。日常的に使う語でもないし。ボリス・ジョンソンも首相在任時に自身の行いに関して謝罪していた。ブレアが謝罪したイギリスと、検事総長が謝罪しないどころか、無罪判決が出た後も袴田さんを犯人視し続けて、名誉毀損で訴えられた日本。この違いは一体。小泉は自衛隊員の中国大使館侵入に関して遺憾しか言ってないみたいだけど、これがアメリカ大使館なら即時謝罪してるだろうし、相手によって謝るか謝らないか使い分けているという可能性も。

 

 検事総長談話PDF