ゴミ置場に捨てられていたテーブルを彼が拾って来てキッチンに置いた。彼が「どう?いいでしょ。」と言った。私は「うん、そうだね。」と言った。反応が薄いと思ったらしいけど、どういう反応を求めていたのか分からない。ただの茶色の平凡なテーブルだった。「うわー、すごい。キッチンにぴったりだし、捨てられていたものなのにきれい。」とでも言えばよかったんだろうか。「普通の女の子と違うね。」と言われた。
ガイフォークスデイの花火。家の近くのサッカースタジアムで花火をやっていて、近くの塀の上に乗ればよりよく見えそうだった。彼の手を借りて乗った。「実際乗ると思わなかった」と言われた。「普通の女の子ならやらないかも」って。
普通の女の子と違う(You aren't like most girls)は他の人にも言われたことだった。普通とは一体。でもこの彼は割と他人と比較するタイプだと思う。幸せになることに固執していたし、それを理由に別れた。私は幸せとはなにかをすることによる結果訪れるものでしかないと思っている。幸せになるために行動をするとか、幸せになることが目的化するのは違う気がしている。だから根本から考え方とか人生に対する考え方が違った。しょっちゅうハッピネスとかハッピーとかの単語を言ってて、私はそれにうんざりしていた。私は弟に「いつも楽しそうにやっているな」と言われたことがあるけれど、実際楽しくやってる。彼氏がいてもいなくても楽しい。彼氏がいて楽しさが二倍になることはなく、単に楽しさの種類が変わるだけだと思っている。付き合い始めの頃はよく分からなくて、わりと終わりの方で考え方が違うし、その違いのせいで上手くいかないと思った。考え方の違う人と付き合えることはあると思うけど、付き合えない種類の考え方もあると思う。彼の考え方は私が付き合えない種類の考え方だった。外国人の友達にconfident(自信がある)とよく言われるけど、私としてはcontent(満足している)。それが他の人にconfidentに映るならそれはそれ。ラースはヒュッゲを英語の一単語ではcontentment(満足)と表現してた。あくまでhappinessとは違う。
