レアル・マドリーの今年の素晴らしさと、少年野球について思うこと | 手帳とコーチングとペースメーカーと私。

レアル・マドリーの今年の素晴らしさと、少年野球について思うこと

Real Madridがラ・リーガに続き、チャンピオンズリーグも制しました。
実に15回目の優勝です。




今年、特に後半戦に感じたマドリーの今年の素晴らしさについて考えてみました。

長年主力として活躍したフォワードのベンゼマがサウジに去ってもその補強はせず、いる人で賄って余りある効果をあげたこと。みんな本職ではないのにフォローを超えた働きをし、成長しました。
正GKクルトワが怪我で離脱しても守り切ったルニン、腐らず我慢した控えのケパ、最後の数試合だけ戻ってきても圧巻のクルトワも素晴らしかったです。

でも今年の凄さは、全然いい所無く相手がほぼ主導権を握っているように見える前半をなんとか凌ぎ、ハーフタイムできっちり修正を図った後、後半70分辺りからの交代(モドリッチとかモドリッチとか♡)で更に流れを変え、ビハインドでも諦めず最後の最後に逆転しちゃったりする試合運びです。
毎度毎度、アンチェロッティの名采配に痺れました。

また、なんとか凌いだように見える前半も、彼らはバタバタ焦ってたりしないところに渋さを感じました。つまり自信が満ち溢れているのです。

目立つフォワードもよくあるスター選手の虚栄がなく、アラフォーのモドリッチも筆頭にみんな謙虚に献身的に走ります。いやモドリッチクラスに目の前であんなに走られたら、若手も更に頑張らざるを得ないでしょう。
勿論みんな世界トップクラスのスター選手です。

そんな雰囲気が勝利に繋がっている訳で、ラ・リーガ(国内リーグ)36回目の優勝やチャンピオンズリーグ(欧州リーグ)15回目の優勝など、タイトルだけ見ると可愛げなく強いのに、好感が持てるチームなのでした。

少年野球に応用して考えられるところはあまり無いですが…(つい良いところは採り入れられないか?と考えてしまいます)

◾︎怪我人や病人が多くても(まさに今のうちのチーム…)本来のポジションでは無い所で補強として働きながら成長すること
◾︎ピンチでもバタバタせず仲間を信じ、自分達に自信を持つこと
◾︎上手くても謙虚に献身的にプレイすること
などでしょうか。

尚、アンチェロッティ監督はアメリカのアニメに出てくる犬のようなじわじわくる可愛さですが、感情的な振る舞いはせず、表情や記者会見でも選手をとても尊重して信頼していることが見てとれます。
(感情的になるモウリーニョ監督とかシャビ監督とか全然嫌いじゃないけどw)

やはり人は人についてゆくのです。