おひさしぶりです。
少し前までメニエルになっていましたが、すっかり回復しました。
今回で三度目だったので、
耳鼻科の先生からは、「あれれ、またなってしまったんやね。」
といわれました。
でも、今回は症状も軽く、母の病院などにも問題なく行けたので
よかったです。
母は現在療養病棟 (四人部屋) に入院しているのですが、
そこは以前いた病室より広くて明るい部屋です。
寝たきりのご老人が多いので、はじめはのんびり静かに過ごせるかと
思っていました。
でも、一人のお婆さんが、それはそれはでかい声でずっと叫んでいます。
とにかく食事以外ずっとです。
「寒いわぁ、寒い寒い。寒いわ~。入り口のドア閉めとくれやっしゃ。」
「消しましょう。蛍光灯は消しましょう。そしておうちに帰りなはれ。」
「○○、どこにおるんや。こら、○○、ちょっとそこのん(そこのもの)とってぇなぁ。」
「髪の毛切りたいねん。ちょっと連れてってえなぁ。」
「腹減った~。持ってこい、持って来い、メシ持って来い。」
「寿司食べたい。お父さん、寿司持ってきて。」
「このこれ(ベットの柵)、ばぁ~んと取って、ぽ~いってほってきてぇな(捨ててきて)。」
「あんた、誰?兄ちゃんでも、姉ちゃんでも、お父さんでもお母さんでもええわ。
ちょっとこっちきておくれやっしゃ。」
「鶴さん亀さん、あ、ちょっときてね。こちらにお寿司をくださいな。」
毎日廊下に向かって代わる代わる言われるので、内容まで覚えてしまった私。
鶴亀さんのフレーズは耳から離れないくらい。
その方がこの病室に入られた日に声をかけたのですが、
ずっと怒鳴っているおばあさんを看護師さんたちが強く注意していたからか
機嫌がとても悪く話ができませんでした。
それから三週間ほど話しかけなくなったのですが、
あまりの声の大きさや、入院患者も眠れなかったりで
同室の患者さんと喧嘩になったりしていました。
私も母が落ち着かないとイライラすることもありました。
毎日病院へ行っていると、そのおばあさんには
だれも見舞いに来ていないことがわかりました。
ある日の午後、母が眠っているときに、
相変わらず怒鳴っているおばあさんに話しかけました。
現在92歳。踊りのお師匠さんで
都をどりや賀川をどりも教えていたそうです。
昔はご主人と美味しいものを食べに、
北は北海道から南は九州まで行ったとも言われていました。
話の内容はとてもしっかりしていました。
目が覚めた母のベッドまで戻りましたが、
おばあさんの話はずっと続いていました。
話が終わった途端に、また腹減った~といつもの調子に戻りましたが、
それからは毎日そのおばあさんに話しかけるようになりました。
おばあさんの怒鳴り声も腹がたたなくなりました。
母と同じで機嫌が悪い日もありますが、
大声で叫ぶのは随分減ってきたように思います。
毎日同じ病室のおばあさんたちに話しかけたり、
他のお見舞いのご家族と話していると、
母は拗ねて怒り出しますが、
自分だけが大変じゃないと改めて思います。