確か村上春樹さんの作品に
「晴れた日にスニーカーを履いて床屋に行く」みたいな文章が
あった気がするのです。
(間違っていたらごめんなさい。)
そこで自分も考えてみました。
晴れた日はどんな風に過ごすのが最高だろうかと。
うーむ。
あえて室内がいいですかね。
美術館とか。
うん、悪くないですね。
ちょっと遅めに出発。
履物はスニーカーではなく、ちょっとだけかしこまった感じで。
そうですね。クラークスのモカシンなんてどうでしょう。
行先は郊外の美術館。
あんまり大きくない、ひっそりと佇む美術館。
そこでしっかりと時間を取って作品を観て回る。
常設展こそ時間をかけて。
なぜかというと、次また来た時に違う見え方をするかもしれないから。
たっぷりと感性を養った後で、
美術館に併設されたレストランやカフェで遅めの昼食を取る。
食べるのはカレーかサンドイッチでよい。
凝ったものはいらない。
大体こういうところの景色はよい。
だから景色をぼんやり眺める。
時間を「無駄」に消費しよう。
そして美術館を出る。
すると昼と夕刻の狭間の時間に出くわす。
空はまだまだ晴れているが、ほんのりと夕日の匂いがする。
休日と明くる日の狭間の時間の匂いである。
そんな匂いをたっぷり吸って帰路につこう。