仮想メモリという複雑な機構はマイコン・ボードにはない。
そこで知らなくてはいけないことというのは、マイコン・ボードにある限りあるメモリをどのように割り当てて利用するか、調整するかが必要になるとのこと。
これはシステム作成する人が知らなければいけない必須の内容になりそうです。

そのために以下を知る必要があるということだ。
①CPUのメモリ構成を知る。
②リンカ・スクリプトによるメモリ配分の方法を知る。
③コンパイラのメモリの配置方法を知る。




■仮想メモリ
仮想メモリが出てきたので以下に説明を示します。
物理メモリを上回る情報を扱わなくてはいけないときの工夫は、H8では実施しないのでメモリ内の規模のものを作成する、もちろんHDなんてないし。

wikipedia説明

多くのアプリケーションは、情報(実行ファイルの命令列やデータ)がなるべく物理メモリ上に格納された状態でアクセスできることを要求する。これは特に見かけ上並列に複数のプロセス/アプリケーションを同時実行するオペレーティングシステムでは重要となる。全実行中プログラムが必要とする物理メモリ量が実装されている物理メモリ量より大きい場合、当然の結果として情報の一部をディスクに退避し、必要に応じてその内容を物理メモリに戻して使用することになる。しかし、これを実現する手法は様々である。
ひとつの方法として、アプリケーション自身が物理メモリ上に置くべき情報の範囲を決定し、補助記憶装置との情報のやりとりも制御することが考えられる。プログラマはプログラム(およびデータ)のどの部分が現時点で必要か不必要かを判断し、それらの領域の物理メモリへのロード(あるいはアンロード)を必要に応じて行わなければならないだろう。この手法の欠点は、各アプリケーションのプログラマがそのような設計/実装/デバッグに時間を費やす必要がある点であり、アプリケーションそのものに集中できなくなってプログラミング効率が低下する。また、あるプログラマがある時点で物理メモリ上に置くべきデータなどを決定しても、それが例えば、どうしても全物理メモリが必要となった場合など、他のプログラマの決定と衝突してしまう危険がある。仮想記憶が普及する以前のオーバーレイ方式がほぼこれに相当する。