ギックリ背中になったときの話だが
ネットで整骨院をさかしてとりあえず行ってみた
そこは駅前にある
チェーン店みたいな新し目の整骨院である
施術はまあまあ上手だ
骨をバキバキッと鳴らす
うむ
気持ちがよい
施術がおわり
お支払い
値段がはっきり表示されていなかったのだが
一万円ほどだった
ちょっとタケーな
もう来ないな
とおもったら
施術をしたアンちゃんが
値段表を持ってきた
いろいろオトクなコースがあるらしい
数ヶ月から1年までのコースになっている
そして値段がちと驚いた
10万円代から30万位まで取り揃えている
アンちゃんの説明によると
週に何回来てもいい
そうすればすぐに元はとれるとのこと
最低でも数ヶ月、
1年くればしっかり治る
今日申し込めば
今日のお代も含まれるから
超お得!みたいな感じで営業トークを始めた
はぁ?とおもって逃げたくなったが
狭い空間でその値段表を見せられ
説得されると
1番安いコースでいいかと思えてきた
するとアンちゃんは
でもこれだと不十分だから…
と言って居なくなったが
すぐに戻ってきた
いま店長を説得して
長いコースを安くできるとのこと
今回特別価格ですよ!
うーむ…
ossanも少し応戦してみた
じゃあ数十万払った後でこの店が潰れたら
そのお金はどうなるの?
アンちゃんいわく
だ、大丈夫だとおもいます!
うちの会社はいま伸びてますから!
もしもの時はぼくがお払いします!
はぁ?
そんなこと君にできるわけないでしよ
あまりに説得力が弱い…
いや、、ちょっと即答できないから!
そう言って店をでた
でもちゃんと次回の予約も取らされた
その後、律儀にももう一回行って
もう少し安い施術を受けた
また予約をとらされたのだが
後ほど電話で断った
あれはお金があったら危ない!
あのカーテンで微妙にしきられた特殊な状況下で
どれも高額なコースの中から選択を迫られたら
10万円代でも安く思えてくる
若い時の自分だったら
まんまと高いコース料金を支払っていただろう
待合にはデカデカと創業者の経営理念が
掲げられている
そこには
自分の家は子供の頃とても貧しく
病院に行くお金がなかったので
赤ひげ先生に助けられた
などとあった
はぁ?
じゃあなんでお金を最初に沢山払わせるような仕組み
を考えたんだ?
その赤ひげ先生がこの経営の仕方を知ったら
イイネをくれるだろうか?
お金のないossanはたいそうガッカリしたのでした。。