僕にとって、フルマラソンって

妖怪のような存在

だったんですよね。



どのように戦ったらいいのか

サッパリ分からない。

姿や形が見えない、

得体の知れない敵だと思ってた。


今回得たもので、

何よりも大きかったのは

フルマラソンの輪郭がようやく見えて。

自分に合った戦い方

見つけられたことでした。


今回のびわ湖マラソン。

改めて、

5kmごとのラップを並べてみますと。

~05km ⑤ 29分43秒

~10km ② 29分06秒

~15km ⑤ 29分43秒

~20km ④ 29分31秒

~25km ① 28分31秒

~30km ③ 29分28秒

~35km ⑦ 30分06秒

~40km ⑧ 31分43秒

~  goal ⑨ 14分22秒

※タイムの前の数字は、区間ごとのペースの速い順


これまでのフルマラソンは、

スタート直後がピークで、

早々に我慢くらべがはじまって。

どこかで我慢しきれなくなったら

あとは落ちていく一方、みたいな。

常にひたすら崖っぷちのような

マインドで走っていたんですよねー。



ただ今回は、

20kmまで寝て過ごして

20kmから強く行く

と、決めて走ったことで

心の持ちようが全然違いました。


20kmまでは良い準備をしよう、と

これまでの我慢比べとは違う

ポジティブなマインドで過ごせたし。

20kmを超えてアクセル踏んでからは

自然とマインドの矢印は上向きに。

落ちていくのはその先なので、

すごく楽な気持ちで走れました。



その中で、

やっぱり課題が残ったのは

残り5kmで耐えきれなかった足攣り。

最後まで攣らずに走りきっていれば、

4時間一桁の可能性は十分あったんですよね。

こればかりは一度乗り越える経験をしないと、

前に進めないものだと思っています。


もう1つ、欲を言えば

20kmから強く行く区間を

5kmでなく10km行きたかったなー、と。

軽いハンガーノックや逆風もありましたが

そのよりも前から

自分で少しボリューム下げ加減だったので。

20~30kmの10kmを

強くいけるようになりたい、と思いました。

これまで漫然としていた
さぶよんっていうステージも、
今回の課題の先にあるものだと感じていて。

・足攣らず最後まで走りきれる
・20kmから10km強く行けるようになる

その上で、
今キロ6維持走でやっていることが、
キロ5分50~45秒でやれるようになると、
たぶん、さぶよんに手が届くと思う。
でも、今はまだ焦らずに、
キロ6を楽に走っていくことを
更に身体に染み込ませていく段階かな。

まずは、次は最後の最後まで

走りきれるレースが出来るように。
今回の2つの課題に対して、
色々なアプローチで取り組んでいきます。


これにて、
今シーズンのレースが全て終了。
今年に入ってから、
・10kmが約10秒
・ハーフマラソンが約4分
・フルマラソンが約15分
と、立て続けにPB更新できました。

4月からの新シーズンは、
ウルトラ・トレランから早速スタート。
色んな形のランニングを楽しみながら、
また新たな景色を見ていけるような
シーズンにできれば、と思っています。