ウッディのコスプレランで
走る前に一番気になっていたのが、
ジーンズで走って後半どうなるか。


ベルト装備は色々と検討して、
レディースの細ベルトを買いまして。
これを下で巻いた上に、
衣装のベルト(マジックテープ色)を
巻く形で走っておりました。

まぁ、後半はジーンズがずり落ちて
何度か引き上げたり、
裾が出そうなシャツを入れ直したりと、
走りながらの衣装直し
適宜あったのですが。
テロンテロンの上着問題を除くと、
ウッディの衣裳で走ってても、
大きなマイナス影響はなかったなかな。
普通にマラソン出来た、と思ってます。

25km:2時間39分35秒(+32分38秒)

しかーし。
足元だけはそういう訳にはいかず。


今回、ウッディのブーツに見立てて
履いたCloud Swift3。
クッションがあまり効かず、
かなり硬めのシューズなんですよね。

13km程度、坂練で走ったときは
なんとかなるかなと思ってましたが。
やっぱりフルマラソンとなると
そうは問屋が卸しませんでした。

20km地点を越えると、
急激な下り坂へとチェンジ。
そこで硬いシューズは、、、
なかなかの試練でありました。

誤解のないように書いておきますと、
10kmくらいをスイスイと走るのには
Swift3はめっちゃ良いシューズです。


ゆっくり走っても痛いけど、
速く走るともっと痛いので。
とりあえずストライドを最小限にして
慎重に、慎重に下っていく。

何とか下りきったところで、
天理の市街地ゾーンへと突入。
ここからは再び、
沿道からの大声援がこだまする。

ウッディ!ウッディ!

わーい。
足は痛くても、
テンションは再度の急上昇。
ひとつひとつ応援にこたえながら、
初めて訪れる天理の街を走っていく。

ん?
おやおや。
二人のラムちゃん
スライドで語り合っております。
これはGucciさんのラムちゃんと、
僕と抜きつ抜かれつを繰り返してた
女性のラムちゃんですねー。
奇跡のコラボレーションや。

Gucciさんに軽く挨拶をして、
いよいよ天理教教会本部の
折り返し地点へと進んでいく。

30km:3時間17分48秒(+38分13秒)

やっぱり天理教の建造物とあって、
なかなか独特な空気感がありますね。
建物の奥に進んだところにあります
折り返し地点へと到着。

この折り返しにありますのは
名物のぜんざいエイド。
あれ。。。
ぜんざいはあまり好きじゃないって
書いてなかったっけ?


いやー。
白川越えで身体が冷えましたからね。
温かいぜんざいをいただきたくて。
まずは一口、パクっとな。

うー、沁みる。
冷えきった身体中を駆け巡るように
温かさと甘さが沁みわたる。
ぜんざいが、
こんなに美味しいものだったなんて。
ウッディ感激だわ。

ここに立ち寄って
良かったことがもうひとつ。

さいさーん!

なんと。
このぜんざいエイドで
ブログの読者の方お二人から
声をかけていただきまして。

お一人は、
去年の神戸マラソンにも出ておられて
僕と同じく、かの忌まわしき
魔のトイレに嵌まったそうで。

あのトイレは閉鎖すべき、と意見が一致。

もうお一人は、
このあとの道中でも何度かお会いして。
お互い励まし合いながら、
復路の白川越えを進んでいきました。

お二人とも、
お声がけいただいて
本当にありがとうございました!


折り返してからは、
再び天理の市街地を走り抜けて、
復路の白川越えへと突入します。

28.5km地点。
そびえ立つのような急な登り坂。
足が痛くてずっとは走れないけど、
歩いて、走ってを繰り返して進んでいく。
みんな、頑張ってるもんな。
出来るだけ頑張って走らないと。

この急坂を登りきってからも、
ダラダラとした登りが続いていく。
ただ、ここでは
白川大橋の絶景が眼下に広がり。
素晴らしい景色をしばし堪能。

また、ここには豚汁エイドがあって、
こちらも全身沁みわたる美味しさ。
お腹も心もリカバリーして、
長く続く登り坂を懸命に進んでいく。

35km:3時間54分58秒(+37分10秒)

おかえり、ウッディ!

往路の時に
逆側から応援して下さってた
ボランティアさんたちからの応援!
ほんと、ありがたさで胸一杯。
ひとつひとつ、こたえながら走る。
足は痛いけど、頑張って進まないと。

しばらくすると、
白川越えの登りも頂上にたどり着き、
一転して転がり落ちるような下り坂。

痛っっっっ!

足が悲鳴を上げる。
いやー、この下り坂は無理だわ。
普段、あまり痛くならない
足首や膝周りが1歩1歩で激痛が走る。

ランニングシューズの
クッション機能の凄さ、大切さを
改めて実感しました。
なんとかかんとか誤魔化しながら
白川越えの急下りエリアを通過。

この後は、往路と違う道を通って
ゴールへ向かって一直線に北上。
少し市街地からは離れますが、
また沿道からはたくさんの応援が。

この辺では、
声かけもバリエーションが増えてきて。

ウッディ!バズは?
今日はバズは別行動!

ウッディ!
アンディがきたぞ!

(え、、、オモチャになって倒れる?
マラソン中にそれは無理だ。)
すみません、
アドリブがききませんでした。笑
やばいやばい、逃げろー!
と、謎のセリフで対応するものの
リアクションとしては0点ですな。
次回までに反応を考えておかねば。

40km:4時間32分1秒(+37分3秒)

白川の下りを終えて間もなく、
またもや難所が登場しまーす。

通称、デイリー坂。
ヤマザキデイリーストアーの
看板が目印で始まる、急勾配の登り坂。
周りを見回すと、
苦しみながら懸命に走ろうとする
ランナーさんが多数おられまして。

うん。やっぱりそうだ。
ここまで走りつづけてきた中で、
感じたことなんですけど。
奈良マラソンのランナーさんは、
簡単には歩こうとせず、
何とか頑張って走ろうとする。

それが、
みんなで頑張ろうって
雰囲気を作ってるような気がして。
すごく素敵だな、と思いました。
奈良マラソンに中毒性があるのは、
こういう雰囲気も一因としてあるのかも。

徐々に奈良公園に近付いてきて、
さらに活況を増す沿道からの応援。
38km地点を越えて、
またもやあの横断幕が見えてきた。

『がんばるあなたはカッコイイ


まめクロさーん!

ここでは足を止めて少し歓談。
まめクロさんと一緒に
応援して下さってたはぴママさんが、
まめクロさんとの写真も撮ってくれました。


ほんと、寒い中でずっと
様々ランナーさんを応援されていて
感謝の気持ちでいっぱいです。

奈良公園に突入すると、
更に更に沿道の応援がパワーアップ。
もう、あちこちから
ウッディ!がんばれ!
の声をいただいて。
その声で別の方が発見してくれて
応援が積み重なるという連鎖状態。

外国からの観光客の方からも、
Wow!Woody,Go!!!
と声が飛び、
Thank you!でこたえる。

ゴール:4時間47分40秒

ウッディの旅も、あと2km。


ウッディ、おかえり!

待ってたよ!


ここでのこの声にはさすがに

涙がポロポロとこぼれそうになりました。

一粒だけ、目から汗が出ちゃったかも。

さっきのまめクロさんもそうですけど。

こんな寒い中、

最初から最後まで応援してくれていた。

奈良マラソンの一番の魅力は、

沿道のみなさんの熱い応援だと

言っても過言ではありません。



ゴールに向かう道は、
またもや緩やかな登り坂。
ここでも、ほとんどのランナーが
懸命に足を動かして走っている。
本当にすごい!
素晴らしい光景だと思いました。
足がどれだけ痛くても、
ここは最後まで走りきるしかない。

競技場の手前で、
フォーーーー!と、
絶叫応援し続けてくださってた、
有森裕子さんともハイタッチ。
有森さんもほんとすごい。

市民ランナーにとって、ありがたい存在。


たくさんの感謝の気持ちを胸に、

ウッディの初めての42.195kmの長旅は、

終わりを告げたのでありました。



ボランティアさんに、
完走後の写真を撮ってもらい。
競技場から出た直後のところで。

さいさん!

なんと。
まこちさんが、走り終えたあと
僕のゴールを待ってくださってたとのこと。
走り終えた疲れの上に、こんな寒い中。
ほんと、ここでも感動して
泣きそうになりました。
写真撮影はなんとか笑顔でパシャリ。


この後も、
阿佐ヶ谷姉妹(のコスプレの方)に
声をかけていただいたり。
ボランティアさんやランナーさんに
声をかけていただいたり。
ゴール後の補給食のおかきは
3人のボランティアさんが連なって
僕におかきを手渡してくださったり。

最高に楽しい、
ウッディでの長旅となりました。
心の底から、もう一度。

本当に、
ありがとうございました!